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2024年 12月

第三者評価機関の訪問調査をうける

2024/12/24

(写真は「とうきょう福祉ナビゲーション」。当園の前回2021年の審査結果の画面)

今日は東京都の第三者評価機関から、調査員が3名いらして、保育を見たり質問を受けたりする審査をうけました。東京都は第三者評価を最低3年に1回は受審しなければなりません。すでに保護者のみなさんからは、利用者アンケートにご協力いただきましたが、今回は直接保育を実施状況を調査にこられました。

評価項目は大まかには7つのカテゴリーに分かれており、組織全般のマネジメントのあり方から、保育の内容まで大変細かくて多岐にわたります。それぞれの項目について事前に関連する資料を第三者機関に送付してあり、それを踏まえた上で訪問調査は行われました。質問に答えるのは、私だけではなく、主任や担任ら複数の先生たちからヒヤリングをします。いい質問をうけると、こちらも「なるほど、そういうことはあまりかんがえてこなかったなあ」という気づきがあるのですが、今回も、そういう課題発見があって、とても有意義な時間になりました。

私自身が東京都の第三者評価者の資格をもち、これまで50以上の保育園を訪問して評価してきたので、評価項目については熟知しているのですが、受審すると、このように自分たちでは気づけなかったことに気づくことができます。課題発見というのは、悪いところがみつかるというよりも、それもありますが、それを超えて、もっとよくするための次の目標がみつかるという感じのことです。また、さらに意欲的になれるようなことが、第三者評価のよいところです。

今回のフィードバックは2月下旬の予定です。

子どもの遊び、感性と表現がより豊かになっていくこと

2024/12/23

以下の文章は「子どもの遊び、感情と表現がより豊かになっていくことについて」と題されたものです。私が尊敬する大学の先生がフェイスブックで、紹介されていました。

「例えば、2歳児クラス。担任としては、12月はクリスマスが近いから、子どもたちと散歩に行って、拾ってきたドングリ、落ち葉、松ぼっくりなどを使って、事前に担任がダンボール板でつくったドーナッツ状のリースに見立ててつくった一人ひとりの土台に木工用ボンドで貼ってつくっていきたいな、という担任としての気持ちやイメージ、ねらいはよくわかります。

しかし、保育者自身がつくりたいものを子どもより先に提案するよりも、子どもの興味関心のある遊びから子どもの感性と表現を理解しつつ、援助を考えていってほしいなと私は思います。

まずは、拾ってきたドングリなどで子どもたちがどのように遊ぶのかな?という遊びのいくつかを事前に予測しておきながら、子どもたちがそれらの素材を使って様々に遊ぶ実際の行動をじっくり観ていくといいかと思います。

子どもが感じていること、おもしろがっていることを読みとりながら、共におもしろがりつつ、その遊びに必要な環境設定をしていくことで、子どもの遊び、感性と表現がより豊かになっていくのだと思います。」

さぁ、いかがでしょうか? ここに書いてあることが、幼稚園教育要領や保育所保育指針の領域「表現」の考え方です。そうすると、ここで紹介しているような写真、クリスマスのサンタさんの顔の枠組みを、大人が描いて、その中を子どもがコラージュするような表現も、この趣旨とはちょっと違うと言うことになります。でも、こういう活動もあっていいと思います。

ここで難しいなあ、と思うのは、最後のところ、<その遊びに必要な環境設定をしていくこと>ということろです。この具体的な提案がどれくらいできるか、といことが、とても大事なんですが、そこが難しいところですね。

ポイントは子どものやろうとしていること、そこをじっとよく観察したり、話を聞いたりしなが、どうしたいと思っているんだろうと言うところに、徹底的に寄り添うことです。そこを子どもと一緒に考えながら作り上げていく感じですね。

このサンタさんも、子どもたちがやりたいと言う話から展開されたものですが、顔の場合には、サンタらしい顔を子どもは望むものです。そこで、大人が書いてあげるのですが、そこどう考えるか。保育の面白いところです。

 

歯科教室で山本先生「歯医者さんを好きになろう」

2024/12/22

虫歯を防ぐ最大のポイントは「歯医者さんを好きになること」という山本先生。22日の日曜開放では、園医の山本歯科の山本先生に来ていただき、歯科教室を開きました。そのメッセージがこれです。虫歯になったり、トラブルを抱えてから治療にいくことが多いかもしれませんが、まずは、何も問題がないうちから、歯のメンテナンスの習慣ができるとベストです。そのために小さいうちから、歯医者さんへいくことが好きなことにっていると、その後も受診へのハードルがさがるそうです。

また日頃から口腔ケアのポイントを、いろいろと教えてくださいました。赤ちゃんの頃からお風呂でお口の中を触り合ったりして、歯ブラシが入ることへの抵抗を少なくしておくとか、食後酸性に傾く口の中を、ちょっと水で濯ぐだけでも効果があることや、3・3・3のルール(食後3分以内に3分間、1日3回の歯磨きの習慣)とか、1日1回の歯磨きよりも2回以上やっている人が格段に虫歯が少ないなど、すぐに実践できることも、いろいろありました。

保育園では昼食後の歯磨きはしていないので、ご家庭で朝と寝る前の習慣があるといいですね。ただ子どもは丁寧にはできないので、仕上げ磨きが大事なようです。正しい歯磨きの方法も手洗い指導と同じように、歯を染めて綺麗になるまで磨いてみるというようなことも、子どもに気づきやすいようです。

興味のあるデータもいろいろありました。虫歯と有意な相関があるものとして、睡眠時間が短いこと、とくに大人は6時間より短いとぐんと上がります。どうしてだかよくわかりませんが、学生の部活動も運動部や文化部より帰宅部が多いという結果も。また歯並びの悪い人も増えていて、原因は遺伝のほかに、姿勢が悪く口呼吸でぽかんと口が開いているといった生活習慣も要因の一つだと考えられているそうです。

口の発達と衛生について、知らないことがたくさんありました。また来年度も歯科教室をやってもらおうと思います。

 

睡眠は「安心と満足」から

2024/12/21

今年最後の睡眠講座「赤ちゃんねんね」には、ご夫婦でリモート参加されました。毎回聞いていると何かしら気づきがあるのですが、今回はよく知っているはずの「安心と満足」の「安心」について、なるほど、そうか!ということがありました。赤ちゃんにとって、寝ることはもともと不安なことかもしれない、ということです。

というのは、赤ちゃんは眠りが浅くなった時、うっすらと目を開けて周りに異常がないか、みていることがあると言われています。そのとき、記憶力がついてくる4〜5ヶ月ぐらいから、寝る前の状態と違っていると不安になって泣くことがあります。それが多くの場合夜泣きの原因になります。

寝ることが自体に不安要素があるというのは、睡眠時は無防備になるので、警戒させているのでしょう。そこで本人が寝ることを知らないで寝かせてしまうのではなく、「ねんねしようね」「おやすみなさい、だね」などの一言が大事になります。赤ちゃんだから言葉は通じないだろうなどと思わないでください。赤ちゃんは、人の声をちゃんと聞いています。

オニツカ家に赤ちゃん誕生〜年長児が編み出していく「ごっこ空間」〜

2024/12/20

年長さんの女子3人が家族ごっこをしています。赤ちゃんとうさぎのペットの5人暮らしです。

母親「じゃぁ、(子どもの)Rっちが誘って、私たちにあげるんだよ。私たちにちょうだい。3個ずつよ。6個あるから」。

転がっているボールは何か意味があるようです。

父親「あそこ、青いマットの下(にあるよ)」

母親と父親が3個ずつボールを受け取ると、母親が

「ちょっと買ってくるから。ちょっとお父さん、子どもとやっといて。私、行くから!」

といって、飛び出して行きます。一体どこ行くんでしょう? すると、子どもが「赤ちゃん泣いたよ」と教えると、母親が「あぁ泣いちゃった」と、部屋に戻ってきます。

私がそこから「トントンごめんください」と中に入れてもらうと、母親が「赤ちゃんです」と抱えて見せてくれます。名前を聞くと、まだなかったみたいで、ちょっと考えて「ななちゃん」といいます。

すると、子ども役のRちゃんが「ななみは?」とお母さんに提案。母親は「じゃあ、苗字は、おにつかななみ、ね」。(なんでオニツカなんだ?)

3人は私をリビングに案内してくれて、お父さんが「こっちにはすごいソファーがある」と説明してくれました。そしてお母さんが私に「写真撮ってもらいましょう」と言って、3人でポーズ。

「赤ちゃんちょっと泣いちゃったね」と、段ボールと布てきたベッドに寝かせます。お客さんである私に「ここは気にしないでください」と、ベッドが壊れ、かけてでもいたのが気になったのか「ここは違いますから。うさちゃんのベッド」と、お客さんに気を遣ってくれます。

すると、子供がペットのうさぎを連れてきて、ベッドに寝かせます。

「うさちゃん、おやすみ。ここでね。」お父さんが「2段ベッド」。

子どもが「うさちゃんのミルク」とミルクを飲ませます。私がお礼を言って帰ろうとすると、「じゃあ玄関開けなきゃ」とお父さんがドアを開けてくれます。

お母さんも走ってきて「ここはみんなの庭なんですけれど、ここは赤ちゃんのお庭なんです」と離れを見せてくれました。

・・・

私がお邪魔したのは、ほんの5分位ですが、こんな家族ごっこが1時間以上続いていたと思います。犬の散歩に出かけたり、野球をやったり、買い物に行ったり、ごっこ遊びといっても、オニツカ家は大忙しでした。

このように、遊びは単なる模倣に止まらず、そこに持ち込まれる道具としての物と、表現的な要素が流動的に影響しあい、新しい関係性や意味が生成される創造的な場であると言えそうです。

運動ゾーンで展開されるごっこ遊びの空間に入り込んでみると、既存の遊具が新しい道具として使われていることに気づきます。既存の何々ゾーンと言うラベリングを壊していく力を子どもたちの遊びは持っているようです。

絵を見ないで話してあげるお話の世界<ケ言葉による伝え合い>

2024/12/19

絵の少ない物語を読んであげていると、子どもがじっと想像していることがよくわかります。お昼ご飯を食べた後で、エルマーの冒険の話になって、「どこまでいったけ?」「ねずみがでてくるところまで」というので、3階のクッションの上で読み始めました。食後はゆっくりしたいので、子どもたちは「ごろごろタイム」と呼んで、自分たちで絵本をもってきて見たりしています。

想像するというのは、目の前にないものを思い浮かべるということだとすると、じっと目をつぶって、頭の中に絵を描くことに似ています。それがちょっと難しい時は、私は「ここだよ」と地図などを広げてあげます。

「今ここだよね」などと地図を指差しながら、次々と出会う動物たちから食べられずに、うまく逃げていくエルマーの足取りをなぞっています。また所々に入っている最低限の挿絵が、状況を「思う浮かべる」手助けにもなっています。

話の途中で「どうして?」と聞かれることがあって、その理由がその次に書いてあったりするのですが、そこを読んであげると面白そうに納得しています。今日のメンバーは「りゅうがあばれたら、ゴリラにほうこくすること」という箇所で、大笑いになりました。子どもによって面白いと思う箇所が違うので、それも読み聞かせをするたびに、面白いと感じるところです。

あまり絵に頼らずに、言葉を聞くだけで情景を思い浮かべながら、お話を楽しむというのは、今の時代にあまりない体験のような気がします。私の読んであげる言葉に、じっと耳を澄ませています。

このような体験をたくさんすることは、考える力に影響する気がしますが、どうなのでしょうか? 映像にあふれている時代だからこそ、もっと必要なことかもしれません。

<ケ言葉による伝え合い>

保育士や友達と心を通わせる中で、絵本や物語などに親しみながら、豊かな言葉や表現を身に付け、経験したことや考えたことなどを言葉で伝えたり、相手の話を注意して聞いたりし、言葉による伝え合いを楽しむようになる。

子どもはなぜ数を数えがるのだろうか?<ク 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚>

2024/12/18

今日は不思議なことに、数をかぞえる姿が私に飛び込んでくるような日でした。毎日朝ラウンドしているのですが、7月で5歳になった年中の男の子が、RaQで作った輪が繋がったものをみせてくれました。仲の良い同じ位の友達と2人で作ったものです。「わあ、長いのができたね」というと、何かこんなに沢山作ったんだということを自慢したいようなことを言って、私の前でかぞえはじめました。

こういうことは、よくあるのです。1、2、3、4・・(いち、にい、さん、しい、ごお、ろく、ひち、はち・・)とずっと数えて、途中で指を差しているのがズレたり、跳んだり、だぶったりしながら、また正確さはイマイチなんですが、最後は63まで数えました。すこし数え慣れている子どもなら、にじゅういち、にじゅうに、とはいわずに「にーいち、「にーに」とやるのですが、律儀に「よんじゅうご、よんじゅうろく・・・」とやっていきます。

私は思わず「すごいね、63個も作ったんだ、よくつくったなあ」みたいなことを言っていました。本当は67個あったんですが。私が本当にすごいな、と感心したのは、「よくもこんなに同じものを作る根気があるなあ」ということと、「それきた〜、わざわざ数えるんだよね、それやりたいんだよね、そうだよね」ということでした。ちょっとよく見えるように、天井から下げてみました。

実は、1ヶ月ほどまえに、手作りのお手玉とつくろうということになって、数珠玉を手に入れたのですが、それを紙コップにいれて事務所のテーブルに置いていたら、年長の女子二人が、その中に入った数珠玉を数えたみたいで、数字が書かれた紙切れが置いてあったのです。453。

子どもたちには、何かと数えたがる時期があるようです。その意味合いについては、シェルマとかカミンスキーとか、シュテルンなどが唱えていることの概略を読んだことがあるのですが、私が感じるのは、その数えるという行為にみられる「あくなき姿」のようなものです。大体大人になったらめんどくさいと思ってしまうようなことだと思うのですが、子どもにとっては、何か新鮮なものらしいのです。

今日はもう一つこんなことありました。年長の男子一人と2時間ほど過ごしたのです。やったことは、あやとり、一円玉の浮かせ競争、逆さまにしてもこぼれない水、水に移る絵、コマ回し、かるた、将棋です。

年長なのでかなり高度なことができるのですが、一年玉が浮いている数が多いときが勝ちにしたとき、沈んだ一円玉の数に対して、1対1、2対1、3対1、4対1、4対2、5対2・・というふうにスポーツ競技でやるような点数の進行を、やりながらなにも見ずにどんどんやっていって、最後は31対19で勝ち、ということができるようになっていたのです。

途中で沈んだりするので、25対11が、24対12になったりするのですが、それも数えなおすこともなく、そうだという確信があるようです。全部で50枚なので最終的には数が合わずに、私が数えなおしたのですが。それは浮いている一円玉を順序よく数えることが難しいということで、大人でもそうでしょう。

物のはずみで始まったカウンティングですが、よく考えると、この子たちは今年、野球ごっこで試合をたくさんやってきていたのでした。またトランプやオセロゲームなどのゲームは何十種類と遊んでおり、数は知らず知らずのうちに、多い少ないとか勝ち負けとか、何かをはっきりさせるものとして、機能しているのでしょう。そのようにして、何かと数えたがるのは、そうすることが自分の中に世界を把握する一つの方法を手に入れているからでしょう。

小さいうちから指折り数えていた時期に始まり、たぶん数を数えていくと必ず最後に行きつき、さらにそれがどんどん増えていき、それでも自分でやって結論がでる出る手応え感があって、しかも他の人に「こうだ」と通用する感じが、確かな認識を得ていくことの予感になっているのでしょうか。

そういえば、今月初め3年生になった卒園児がそろばんで賞を取ったと、わざわざ私に見せに来てくれました。数を数えるスキルはこうして大人のそれを、越えてゆくのですね。

<ク 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚>

都会のビルの屋上で2歳児たちが大根抜き体験

2024/12/17

意外とスポンと抜けて、「自分でやった!」感がなんともうれしい大根ぬき。都会のど真ん中で、2歳児クラスの子どもたちが畑に育った大根を一本ずつ抜かせてもらうという、なんとも贅沢な体験をさせてもらいました。

(子供たちの様子の写真は、保育ドキュメンテーションのにこにこ組をご覧ください)

場所は千代田区駿河台。保育園から歩いて20分ほどの場所です。都市と自然のデュアルライフは、日本らしい近未来なのかもしれません。

(これは三井住友海上駿河台ビルのホームページから、以下も同じ)

三井住友海上の駿河台ビルの3階の屋上に、深さ1メートルの深さの家庭菜園(25区画)が広がっており、保護者の方が育てた野菜の収穫を体験させてもらいました。

ここは上野の不忍池と皇居中間地点にあたり、野鳥がくるように四季折々の果樹などが植えられており、バードウオッチングもできます。

大根は大きな葉っぱがふさふさとついており、土のついた大根を抱えていい顔をしていました。園の屋上ではプランターで夏野菜を育てていますが、こういう冬野菜もやりたいものです。9月下旬から育てたそうで、ほぼ自然栽培にちかく、保育園にいただいた大根を大事に活用したいと思います。

大人もダンゴムシ談議 なぜジグザグに曲がるのか?

2024/12/16

今日の活動記録には、子どもたちがダンゴムシを探したい!と和泉公園にでかけ、ダンゴムシとのやりとりが記録されています。それが面白いので、ちょっと紹介します。

 

これを読んでいたら、主任が「ダンゴムシって、右に曲がると次は必ず左に曲がるじゃないですか」というので、私は知らなかったので「なにそれ?」というと、「え、知らないんですか?」と驚かれたので、こちらがなんでそんなこと知っているんだ?と驚いたのです。その場でググって動画をみたら「交替性転向反応」などの専門用語とともに、たくさん解説や実験が紹介されていました。

そうやって逃避するか餌にありつく可能性が高いから進化したんだろうね、などと盛り上がったのですが、さあ、子どもたちの探究はどう進展するのでしょうか?

移行保育は一年通じて徐々に

2024/12/13

環境がその子に合っているかどうかは、よく遊び込んでいる姿があるかどうかで、ある程度わかります。子どもたちが成長してくると、一つ上のクラスの環境が面白くなっていく姿が具体的に変わってきます。たとえば、ぐんぐん組がときどき2階のにこにこ組に遊びに行くと、そこで何をするかで、その子たちの発達が見えてきます。今日の様子にお店屋さんごっこを次のように楽しんでいました。

2歳5ヶ月のORちゃんと、2歳3ヶ月のUWちゃんが、お客さんとお店屋さんの役割分担のあるごっこ遊びをしています。カウンター越しに立ち位置が入れ替わっています。このような環境(遊具)は1歳児クラスにはなく、このように成長してくると、役割交代のあるごっこ遊びは、一つ上のクラスでできる、という移行が本格化していくのです。

ちなみに、移行は遊びが早めにはじまり、食事も2階でするようになり、3月までにはお昼寝も2階で安心して寝られるようにしていきます。そして4月は担任が一部だけ代わります、と言っても、どの子も知っている先生のなかでの異動なので、あまり大きな変化はありませんが。そして新しいお友達が少し入園してきます。

移行はこのように、徐々にやっていきます。4月に遊びの環境も食事も睡眠も担任も、一度に全部変えると安定しないので、こうやって慣れていくようにします。入園の時の慣れ保育のときと同じですね。遊び、食事、午睡の3つを徐々に行なっていきましたよね。それと同じ発想と思ってくださって構いません。

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