昨日9日(木)の午後、年長組すいすいと年中3名の10人で、藍をいただいてきました。植物の、あの「藍染」の藍です。場所は柳森神社です。
よくいく神社のこんなところに藍が育っているなんて、知りませんでした。育てているのは「神田藍の会」で、その代表の峯岸由美子さんが案内してくださいました。
峯岸さんによる案内は「どこにあるかなあ?どれが藍だとおもう?」というクイズから始まりました。
私もわからず、キョロキョロしていると、ヒントがでます。よくみると下の方が藍色だよ、とか花が咲いているよ、という大サービスで「これだ!」と当たりました。あとで気づいたのですが、ベンチの上にちゃんと札がおいてありました。
ひとりずつ葉っぱをちぎり、「くしゃくしゃ、もみもみ」して白い画用紙に「ずりずりしてごらん、ほらこんなふうに」と促されて、みんあやってみます。緑色が簡単に紙に乗ります。染めるという意味がすこしぼんやりわかってきたかも・・・。
そのあと、ハサミで一本ずつ枝葉を頂戴して、今度はタネを虫眼鏡で観察しました。「これを保育園に持って帰って、しばらく干してから、たくさんタネを集めてください。そして春になったら植えて育ててくださいね」。
しばらく乾燥させると、緑色の葉が茶色くなって、タネを収穫するそうです。植えるとプランターで育ちます。そして増やして葉っぱで染色してみます。
この活動を応援して、またFM放送等でも紹介してくださっている星野晃一郎さんからも、群青色の話などについて、子どもたちにメッセージをいただきました。近所に引っ越して来られたそうなので、何かとお世話になるかもしれません。よろしくお願いします。
最後に「どんな色になると思うかな? これかな?これかな?」と、峯岸さんは持参したスカーフを見せながらクイズです。「答えはいいませんから、どんな色になるのか、楽しみにしてくださいね」。
とても温かい地元の方々と出会えました。卒園された町田さんからの紹介です。江戸文化の面影が随所に残る千代田区神田ですが、また一つ、素敵な「地域の文化財」が見つかりました。