素敵な動物園の遠足でした。まず、こんなに素晴らしい動物園がそばにあるなんて、保育園はなんと恵まれている立地なんでしょう。バス遠足で上野動物園へ行ってきました。新型コロナウイルスの感染拡大が心配されていますが、平日の午前中は人も少なく、幼稚園、保育園、小学校の団体がいくつも来ていました。基本的に外を歩き、人混みもなく、感染の心配は要りません。
今日のルートは科学博物館のシロナガスクジラの前でバスを降り、野口英世像の前を通って動物園(表門)へ。最初に東園を回りました。
入口近くのパンダは混雑しているので避けて、アジアゾウ、ニホンザル、ホッキョクグマ、ツキノワグマ、トラ、テナガザル、ゴリラ、カワウソ、シロフクロウなどを見て、五重の塔が見える近くでお弁当を食べました。
では、いかに見てきた動物のワンショットを一緒にお楽しみください。
ニホンザル
ホッキョクグマ
くま
鶴
スマトラのトラ
テナガザル
孔雀
見るところがたくさんの動物園散策。
まだ小さいゴリラの子ども
本当のゴリラを見たあとで、ゴリラの銅像で遊ぶ。
実物大なので、その筋骨隆々とした体に感動です。
シロフクロウ
五重の塔が見える場所で、お昼ご飯。
おかずは、お重に入れて。
お重の塔。
保育園で用意したキュウリと唐揚げ。お代わりもして、みんなでよく食べました。
ちょうど昼食が終わったのが12時ごろ。そのあとプレーリードッグやバイソンを見て「いそっぷ橋」を渡って西園へ。
アメリカバイソン
その時点でかなり疲れが見えたので、アフリカの動物までは行かないことに。
カンガルーを見た後は、両性爬虫類館に入って、ワニやカメを見てきました。
ここから両性爬虫類館へ
カンガルーの親子
大きなウミガメ
ガラパゴス諸島にいるガラパゴスゾウガメ
爬虫類の迫力!
コドモドラゴンに乗って記念撮影!
その後フラミンゴやペンギン、ペリカンを眺めながら弁天門まで歩きました。
フラミンゴは、暖かな日差しに気持ち良さそうでした。
生き物大好きなSくんとKさん
いろんな動物を実際に見るというのは、やはりテレビや絵本や写真で見るのとは違って、その動きや大きさ、迫力、匂いなどが迫ってくるので、子どもが感じ取るものは全く違います。帰りのバスの中で、見た動物を順番に思い出していましたが、私の隣に座ったYSさんはクマ山のインパクトが大きかったようで「サルの次に何を見た?」というクイズに、すぐに「ホッキョクグマ!」と手を挙げていました。
動物園の地図には、動物のイラストと名前が描いてあり、何人もの子どもが、それを欲しがりました。こんなに地図を欲しがるのには理由があります。それは先生たちの上手な仕掛けがあったからです。わいらんの保護者の方はご存知だと思うのですが、動物園に行くことが決まってから、子どもたちの生活シーンに動物の写真が貼ってあったり、上野動物園の地図が床に貼ってあったりします。動物の話をたくさん聞いたり調べたり、今日を迎えるまでに色々な準備がされていたのでした。
4歳児クラスの子どもたちが地図を手にして動物園を回るという光景は、かなり高度な見学方法です。園に戻ってきてから、地図が足りなくなってカラーコピーして渡してあげたら「園長先生、これ違う」というので、どうしてだろうと思ったら、最後の折り方が違うというのです。「こっちが後ろだよ」と教えてもらいました。「あ、そうか、ごめんね、Sさん」。本当によく見ているなあ、感心です。
それにしても、まだ2月だというのに、桜が満開なのには驚きました。早咲き桜とはいえ、びっくりしました。
明日からの遊びがどうなるか。また楽しみです。
今日は実習生も一緒に行ったんですが、本日の実習記録に担任が書いた助言が、保育のつながりをうまく表現していました。
「今回のおにぎり遠足など行事に関しては、行って楽しかったね、と「点」で終わらせてしまうのではなく、保育中に見ていただいたように、事前に子どもたちが行事に対して楽しく期待や関心を持てるよう働きかけます。そして重要なのは行事後に、感じたことや経験を子どもたちが普段の遊びに取り入れて表現したり、発展させていけるよう、製作の材料、絵本、お集まりでの遊びなど、様々な環境を整え、行事を「線」としてつなげて保育していけるように心がけています」(坪井)