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園長の日記

静かな休園初日

2020/04/11

今、現実に起きていることを想像することがいかに難しいものなのか、その難しささえ想像できないような状態に置かれています。もし人類が、テレビやマスコミやインターネットなどのような情報を共有する仕組みを持っていなかったら、私たちの身近な人が病気になっても、その原因がわからないまま、途方にくれるしかなかったのでしょう。今日は誰もいない保育園で、資料作りをしました。

しかし、現代は敵が目に見えないウイルスであることがわかり、その感染を防ぐ弱点(感染しやすい環境を作らないこと)もほぼ、突き止めています。あとはそれを忠実に実行できるかどうかです。(マイクロ)飛沫感染と接触感染が起きないようにすること。そのためには、3密(密閉・密集・密接)環境を避けること。逆に言うと、戸外や風通しのいい場所にいること、部屋の中なら換気するること、ソーシャルディスタンスを保つこと、マスクや手洗い・消毒で体内にウイルスを取り込まないこと。

これはシンプルなことに見えますが、実際に「緊急事態宣言」の生活が始まってみると、いかに私たちが普段から人と人が密接に触れ合うことを大切にしてきたのかに気づき、人と距離を取ることが不自然であり、ちょっと寂しくもなります。これが続くのか、と思うと、正直早くも気が滅入ります。

ただ、ここでも社会的なメディアが強い味方になっていることに気づきます。多くの人がインターネット動画で情報を共有していますね。そしてお互いに励まし、支え合い、連帯を促進しています。こうした生活が、コロナが終息しても、これまでと同じ生活には、戻れないそうですから、慣れていくしかないのでしょうね。その中で、楽しい生活を作り出すアイデアを出しあって、これまでにも増して、協力していきましょう。

色々なことが予想されていますが、しばらくは静かにこの事態を見守ることにします。感染拡大と医療崩壊を避けるために、やるべきことを続けたいと思います。

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