(カブト虫になってみて)
東京都の感染者数が今日7月2日に100人を超えました。東京都は毎日、CPR検査数を一日遅れで公表していますが、最近は大体、一日2600件ぐらいで推移しています。そのうち107人が陽性だったというわけですから3%程度です。検査に至った人は「発症」による本人からの申告が発端となったケースの「周辺」だけですから、不特定多数の東京都民にならすと、もっと数字は小さくなるはずです。そう考えていいのか、それとも感染経路の不明な割合が半分はあるので、本人が知らない間に他の人に移している可能性がある以上、その分を想像するなら、もっと多くの人が感染しているとも考えられます。3月と同じように見えるグラフなので私は緊急事態宣言を出していい局面だと思いますが、ただ出しても効果がないだろうとも思います。みんな経済を止めてしまった、あの生活には2度と戻りたくないから、もっと切羽詰まった何かが起きないとこの流れは止まらないでしょう。いくら「感染拡大要警戒」と言われても・・・という感じでしょう。場所と業態が特定されているのなら、ピンポイントで補償とセットで防御策を講じてほしい。必要なら条例なりを制定して綿密な対策を早急に実施してもらいたい。予想できた事態を予想どおりに迎えていながら、「直ちに〜する状態にはない」(菅官房長官)というフレーズを聞くとゾッとします。すでに後手を引いている事態を自ら証明するフレーズでしかないからです。今年もすでに半年も経つのに、気の利いたきめ細かな対策がないまま、私たちは「困ったなあ」という感じを堪えながら、またしても推移していく事態を受け止めていくしかないのでしょうか。このままでは、なんだか無力感に襲われそうです。今度こそ保護者の皆さんに参加していただければと計画している行事も、また中止や延期を視野に入れながらの前進になりそうです。