MENU CLOSE
TEL

園長の日記

行事の背後で確実に育っているもの

2020/12/19

お楽しみ上映会が15日(火)から始まった今週は、16日には乳児健診、17日には12月の誕生会がありました。このように取り上げると園生活が行事を中心に動いているように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。大切なのは一人ひとりの子どもにとっての毎日であり、全ての過ごしている時間です。そういう意味では、それぞれの子どもは、自分では意識していなくても発達のテーマを持って生活しています。

その発達の筋道は一人ひとり異なります。2つとして同じものはありません。健康状態も異なれば、一緒に遊んだり過ごしたりする友達の広がりも異なります。興味ある対象も取り組みたい活動も違います。意思疎通の方法や表現方法もその子らしいものになります。

成長が子どもによってどんなに異なっていても、そこに共通の発達の視座を見出すことができます。日本の現在の法規上規定では、教育の五領域、つまり健康や人間関係、環境や言葉や表現です。この発達の視座で一人ずつの育ちをアセスメントしてみると、そこに「千代田せいが保育園」で生活しているならではの育ちの特徴が見出せるはず。それは一体なんだろう?

それについて17日の午後、保育会議を開きて話し合いました。保育は事例で語り合うことになるので、写真や動画を持ち寄り、クラスごとに報告しました。そこで見出されたのは、とても人間らしい育ちの特徴でした。

 

子ども同士の関わり、環境を通して体験したことの再現衝動、その結果としての絵や言葉や劇や音楽で表現された表象、そして最も嬉しいのは自立心や協同性が育っていることがよく分かったことでした。この育ちの成果は、次回の行事、成長展でお伝えすることになりそうです。

top