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園長の日記

気持ちを言葉でなぞってあげられるように・・・

2021/03/13

◆気持ちを言葉でなぞってあげられるように

最近の子どもたちの成長ぶりが、いろいろな場面で感じられて、また子どもに教えてもらうことも多くて、「頼もしいなあ」とか「すごいなあ」とか「こんなことまで!」とか、いろいろです。そんな成長に気づいている先生たちは、子どものちょっとした姿から見えてくる育ちや心の動きをいつも語り合っています。その一部がブログで紹介されているわけですが、それを読んでいると、子ども同士の関わりの中で育ちあう瞬間を目撃できる仕事が保育士なのかもしれないと思えてきます。型入れ遊びで「もういっかい」という言葉で感じ合っている、相手の気持ちへの想像力とか、身体測定を再現して、ペンギンの身長を図っているレゴについて「ペンギンさんが“おおきくなったかな”してるとこ」と表現できてしまう力とか、ほんとに面白いし愉快です。そして私たちは、子どもの姿から、その心の動きを「言葉でなぞってあげられるように」と思えるような子どもへの迫りかた(よく見守ること)への必要感を覚えるのでしょう。この感覚が大人に増えるなら、子どもたちはもっと幸せになることでしょう。

◆緊急事態宣言の解除の日が卒園式

姉妹園で卒園式がありました。明日もあります。来週21日はいよいよ千代田の番になります。昨日12日にすいすい組の保護者の方へ「卒園式のお知らせ」を配りました。今年は何かと節目の日に行事が重なります。21日は再延長されている緊急事態宣言の最終日にあたります。政府首脳は「よっぽどのことがない限り解除」の方針だそうですが、やはりリバウンドと変異種の広がりが気になります。「なぞりたい気持ちの相手」は、コロナで毎日なくなっていく方とその家族の方々です。もちろん震災や原発事故もそうです。そのためには、事実をよく知る必要があるのですが、遠いです。

◆俯仰天地に愧じず

(以下は妄想)それにしても毎日、これだけの死者の数が報道されているのに、もし700円ぐらいのイベルメクチンを飲んでいたら、この数がもっと減っていたのだろうか。海外の実態をルポするジャーナリストもいないのだろうか。そのためにクラウドファンディングでもなんでも、皆保険制度の外側に「薬の自主ルートをつくる会」でも立ち上げて、早く治療薬を届けるルートを作るような出光佐三は現れないのだろうか。北里大学の研究グループが厚労省の認可を得るために必要な費用が4億とかで足りないのなら、300億とか使ってでも第三層の治験データを集められないのかしらん。変異株蔓延の前に承認できないのでしょうか。

◆「薬の神じゃない」のチョン・ヨン(程勇)はいないだろうか

(これは願望)昨年の中国映画に「薬の神じゃない」という、格安のジェネリック医薬品をインドから輸入する話を思い出しました。密輸なので違法になるけれども白血病の患者を救う話だった。似たような英雄談を日本人は好むはずなのに。そもそも儲からないから、どの製薬会社も治験をやろうとしないのなら、ここでこそ「医療原則」に立ち返って、市場価値原理から使用価値原理への転換を「福祉」の観点から乗り越えてもらいたい。有事ではなく、福祉の観点から市場原理に任せないでほしい。死んでいく国民を前にして、効く薬があるかもしれないのに、使えないという仕組みは「どうにかしているとしか思えない」という感覚を、学校の道徳ではぜひ教えてもらいたいものです。

 

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