【月曜日の朝は忍びない】
休み開けは親が恋しくて泣く子が増えます。それは仕方のないことです。自然なことですよ。大好きなおうちの人と二日間も続けて過ごすわけですから。月曜日の朝は子どもには、忍びなく思いますが「ママだって辛いんだから、許してね」と、相方へ気持ちの橋渡しをやってあげたくて、言葉にはできないその思いを私たちは子どもと親御さんに「辛いけど大丈夫!」と、ただただ頷くことによってエールを送るのでした。
でも、そんな〈忍びない時間〉が長くは続くことはありません。子どもたちは持ち前の適応力を発揮して、おもちゃで夢中で遊び始めました。2歳児の子どもたちも、午前おやつの時間には、みんなで大きなテーブルを囲んで楽しそうです。
【にこにこ組が初のお散歩】
そして、さらに今日もまた、予想外の嬉しい出来事がありました。それは、2歳児クラスの「にこにこ組」が開園以来初めてのお散歩に行けたことです。1人お休みで、8人でお散歩という記念すべき日となりました。8人のうち5人が「避難車」という立ち乗り車に乗り、3人は先生と手をつないで歩きました。
園の前の柳原通りを、柳森神社方向へ歩いていきました。新幹線が神田方面へ走り去り、東海道線が通ると「もういっこ」と次の電車が来るまで見たいといいます。すぐに反対から電車がやってきて、Sちゃんが「オレンジ色」と中央線を指差します。
【電車、花、カモメ】
途中に黄色い花が咲き誇っまているところで立ち止まって「きれいな花だね」「黄色い花だね」などといいながら、花をちょんちょんと触ってみました。こうして電車や花を楽しみながら、万世橋に到着。右に曲がって橋の欄干越しに神田川を眺めました。ゆりかもめが川面に浮かんだり、川の上を飛び越えたりしています。そのまま国道17号、秋葉原中央通りに出て、和泉橋出張所隣の佐久間橋児童遊園を通って、和泉橋を渡って園に戻ってきました。
天気も良くて、日差しもほどよく暖かいお散歩にちょうど良い日でした。子どもたちにとっても楽しいひとときでしたし、なんといっても私たちにとっては、初めての散歩が成立したことが、嬉しくてしょうがありませんでした。