前回11日に続き、今月2回目となる木場公園へのバス遠足。にこにこ組9人と、わいらんすい組24人の合計33人でかました。
にこにこ組は2回目となるバス遠足。その楽しそうな様子はにこにこ組のブログでご覧いただくとして、私は前半はにこにこ組の付き添い、後半はわいらんすいの様子を見守りました。
にこにこ組用に、折り畳み式の立ちのりバギーを持って行っているのですが、最初はバギーに乗っていた子達が、歩いている子たちが行く先々で花を触ったり、赤い綺麗な葉っぱを見つけたり、噴水を見たりするので、やっぱり「降りる」と言って、みんな歩き出します。
興奮してたのは、ミミズを見つけた時です。
花壇の中に入ると、列を作って楽しそうに歩き出し、そのうち、周へんを走り出します。その様子を見ていると、「こうやって環境が子どもの活動を引き出すんだなあ」と実感します。別に誰から歩こう!とか走ろう!なんて言っているわけではありません。
非常にわかりやすい「環境を通した保育」の事例であり、そこには「自ら体を動かすことを楽しむ」という健康のねらいが実現されています。
また「自ら体を動かそうとする意欲」も育っています。走って暑くなると、自分からジャンバーを脱いでいます。衣服の着脱を自分でするようになってきたことがよくわかります。
にこにこ組は、その後、花壇の方から、初めて大型の遊具がたくさんある「冒険広場」へ移りました。最初から遊んでいた、わいらんすいと合流します。
いろいろな大きな遊具も魅力的ですが、地面いっぱいに広がっている「落ち葉の海」の中を歩き回ったり、手に取って宙に投げたり、落ち葉の小山を作ってみたり、ダイナミックな自然を満喫していました。
また色々な木の実が落ちていて、それを袋に入れて集めています。この子達にとっては、大切な宝物です。ここには「身近な環境に親しみ、触れ合う中で、様々なものに興味や関心をもつ」という環境のねらいが実現されています。
また「発見を楽しんだり、考えたりしようとする意欲」も育まれています。あまりに魅力的だった木の実を「みかんの実」と呼び、大事に袋に入れて持っています。それがなくなったら大変です。
興味や関心をもつ、どころか、すっかり心を奪われてしまったようで、容赦なき奪いあいが勃発しかねません。それくらい、心動かされた体験だったようです。
冒険広場では、さまざまな運動の種類が楽しめます。わいらんすいは、普段の生活では体験できない、ダイナミックな体の動かし方を楽しんでいました。
あれもやってみたい、よ〜し、こっちも!というように、どこまでできるか試したり、挑戦したりする姿もたくさんみられました。