子どもは決して、大人が学ぶようには学ばない。
大人はすでに知っていると思っているから、知らないことに気づけない。
・・・パスカル風の断章を呟きたくなるようなまなざしで、子どものやっていることや、感じていることを感じてみたい。
この写真は、二キロまで測ることのできる秤。メモリはちょうど2キロ。
らんらん組のMKくんが「お月様は新月だよね」(のようなことを、挨拶代わりに、ふと、話した)
同じくらんらん組のKHさんも「お月様はどこ?」という。
私たち大人は、検察して知識を得てしまう。
そのうち、実際に夜空に月を探す親子はいなくなり、12月の冬の青空の向こうには「夏の星座」が広がっている宇宙があることを想像しなくなるのだろう。
だから、実際に望遠鏡で見てみたり、ちょうど2キロの重さを実感してみたい。
パスカルはいう。「知恵はわれわれを子ども時代に連れ戻す。もしも、幼児のようにならなければ」(82)塩川訳
そこで、新月の今日、クリスマスの電飾を点灯してみました。