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園長の日記

戻りたくない理由の背景を考える

2019/05/07

〈散歩ギャラリー〉①  カタバミ

葉っぱがクローバーに似ていますが、カタバミはハート型をしています。夜は半分閉じて眠るので、半分かけたように見えるから片喰みです。この葉っぱの形から片喰紋(日本10大家紋の1つ)は生まれました。繁殖力が旺盛なことから、子孫繁栄を願う武家が好んだと言われています。(稲垣栄洋『雑草手帳』より)

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■令和初保育の印象は?

「どんな気持ちでやって来るだろう?」こんなに長い休みのあとは(A)園に行きたくないと思うんじゃない?それとも、案外(B)保育園にいくのを楽しみにしてないかなぁ?・・・?私たちは(A)を予想してました。「また4月の初めのように、寂しがって泣いてしまう子が多いんじゃないか、最初に戻ってしまうんじゃないだろうか」と。
さて、実際はどうだったかというと、連休に入る前と、ほとんど変わりませんでした。先生たちが「なんだか、休み前と変わらないですね。休みの影響って、あんまりなかったみたいですね」と話しています。「お、これはいいぞ、『連休ギャップ』なしでいけるぞ、これなら」というのが「令和初保育」の印象です。
■史上初の大型連休、明けてみたら・・・
仕事を辞めたい人のための、退職代行サービス業が、ニュースで取り上げられています。「びっくりしました。会社と相談しないで辞めることができるなんて。でも、これがなかったら、体壊すまで働いていたと思います。自分から辞めたいとは言えないと思うので」。
学校や会社に戻れなくなる「新5月病」の背景には、もともとの場所への過剰適応がある場合もあります。過剰適応の状況に気づくと言う意味では、これぐらい長い休みも、かえって良いのかもしれません。休みが長すぎると戻れなくなる場所は、もともと、無理をしすぎている場所なのかもしれません。
■自分らしくリラックス出来る場に
保育園が幼稚園と同じ教育の場になっても、遊びを中心とした生活の場所であり、自分らしく過ごすことができることが大前提です。心身ともにリラックスでき、くつろいだ雰囲気の中で、やりたいことに熱中できる場所。そんな保育園でありたいと思います。おうちの人と過ごせる家も大好きだけど、友達と一緒に遊びこめる保育園も大好き。そんなふうに思ってもらえたら、いいなと思います。
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