今日から令和4年度が始まりました。新たに入園された方は、ちっち組(0歳児)5名、ぐんぐん組(1歳児)1名、にこにこ組(2歳児)1名、わいわい組(3歳児)1名、らんらん組(4歳児)2名、すいすい組(5歳児)0名で、合計10人のお友達が仲間に加わりました。どうぞよろしくお願いします。
今日から、一クラスずつの保護者会が始まりました。今日はちっち組です。5家族の親子に参加いただき、担任紹介、今年度の保育方針、登園の手順などのほか、看護師から保健の話、主任から生活リズムの大切さなどをお伝えしました。親御さんによる自己紹介では、子どもの名前の由来を語っていただきました。名前に込められた思いを伺うことができ、親御さんの愛情を感じることができました。その思いを通じて親御さんの心に触れることができたように感じ、嬉しく思いました。
私からは「保育園への入園は、皆さんが2つのことを手に入れられたことになります」とお話ししました。まず一つは、子どもたちが本来の子どもでいられる場を手に入れたことになります、ということ。子どもとは常に複数形でいることが自然な存在だということです。子どもは「子」ではなく、複数形の「子ども」であって初めて子どもでいられるということです。
二つ目は、アロペアレンティングです。親だけで子どもは育てられないものだということです。その本質を表した諺があります。それは人類の発祥の地であるアフリカの諺で「一人の子どもが育つには村中の人が必要」というものです。核家族の環境では、親子の関係が煮詰まってしまい、息詰まることがあり得ます。児童虐待も育児不安も、このような子育て環境から生まれやすいのです。人類の伝統的な子育ては、村の単位での互助組織が機能していました。まさしく保育園のように社会的な親が支えていたのです。
この話は何度となくお伝えしてきたものですが、保育の初日には、まずは子育ての基本を再確認したいと思います。