今日は久しぶりにバスで浜町公園へ出かけました。わいわい(3歳)らんらん(4歳)すいすい(5歳)の子どもたち14人です。第二グループは19日(木)にも交代して出かけます。楽しかった様子は「わらす」のブログをご覧いただくとして、帰りのバスの中で、何が楽しかったか、を報告しあったのですが、「いろんなことが楽しかったんだなあ、よかったね」という、その内容もさることながら、それを「伝えたい、話したい」という欲求の強いこと、強いこと。バスの前の方に座っていたお友達の何人かに代表して話してもらうとしたら、次から次に、「やりたい1」という声が上がり、話したい子みんなにマイクなしでも話してもらったのです。「鉄棒と、滑り台と、ブランコ」「園長ライオンとダンゴムシ、落とし穴」など、とにかく話したい、という気持ちに溢れていたのでした。
普段から子どもたちは、自分の気持ちをわかってほしい、聞いてほしい、自分を見てほしい、こんなことがあったんだよということ話したい、そんな意欲に溢れています。
それが今日の活動の後でも、バスの中で溢れ出たのですが、昨日の「言葉と見通し」ということから考えてみると、公園での活動が、その後の一人ひとりの子どもの生活にどのように引き継がれていくのか、という「見通し」を形にしていくために、本人の「見通し」を支えていくために、やりたいことを実現させていくために、私たちの「見通し」と一致させていくことが大事になります。
保育では、ここに環境の再構成、というキーワードが出てくるのですが、例えばダンゴムシの生態に惹きつけられている子どもたちにとって、それを身近なそばに置いておきたい、よく見てみたい、餌をあげたい、こうしたらどうなるのか試したい・・・そんな気持ちが溢れている子どもたちがいます。
そこで早速、連絡アプリで、このようなお知らせをしまた。
「ダンゴムシのエサについてのお知らせです。生き物への興味が深まってきて、特にすいすい組では、生物ゾーンへの関心が高まってきています。ダンゴムシの食べるものを本で調べ、それを忘れないようにメモに書いて、エサを家から持ってくる子も出てきました。今子どもたちが興味関心があることを深めていきたいと思っていますので、基本的にはエサの持ち込みをありにしようと思います。・・・」
子どもの興味や関心のある内容を伝え合い、共有し合い、それを実現させていくために、家庭生活と園生活をつないでいきたいと思います。
そこには親子の、子どもたち同士の、子どもと先生との心の通いあいが生まれ、子どもたちが自分の世界を広げ、獲得していくものが豊かになっていくといいなあ、と思います。
公園から帰る時、空を見上げると、飛行船が飛んでいました。