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園長の日記

乳児の部屋の模様替え

2022/08/08

「わあ、迷路みたいだ、ほら、楽しそうだよ」。

こんな親子の会話が聞こえてきた今日8日の月曜日の朝。1階のちっち(0歳児クラス)ぐんぐん(1歳児クラス)の部屋のレイアウトが大きく変わり、今日久しぶりに登園した子たちは、ちょっとびっくりした様子でした。先生たちも「どうかなあ、楽しく過ごせるかなあ」と、子どもたちの様子をよく見て過ごしました。3階のわいらんすい(3〜5歳児クラス)の部屋は、7月中旬に一足早く、ゾーンを大きく変更しました。今回、乳児の方も開園以来のゾーン配置から大幅にエリアの配置換えをしたのには、いろんな理由がありました。

最大の理由は、運動活動エリアの拡充です。室内で体を動かす場所を最初からもう少し増やしたい、という目的が一つ。それから絵本やままごと、くつろぎなど遊びや活動のゾーンの種類を増やしたいということもあります。さらに入り口から子どもの受け渡しの動線をシンプルにしたいという理由もありました。やってみて、かなりいい線いっている、というのが、この1週間の手応えです。

一般に環境を整えるときの視点は、子どもにあった過ごし方ができるようにすることです。これは発達にあった環境への再構成、と言ってもいいでしょう。子どもは刻々と成長し、変化します。それによって環境も変えないと発達に合わなくなります。それはまるで体は大きくなったのに、小さな服を着続けるようなことになってしまいます。これまでのレイアウトが発達に合っていなかったということではなく、コロナ禍に代表されるように気候や自然環境が変化し、これまで以上に戸外に出にくい日が増えるかもしれず、また少しでも室内で体を動かすことがしやすいように、ということが求められるようになってきたからです。

 

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