園だより9月号(巻頭言)より
この9月で今年度も半年が過ぎることになりますが、1年間の流れがコロナによって、どうしても分断されてしまいがちです。感染の波がくるたびに、数ヶ月単位の生活の流れが乱されて、その度にゴールデンウィーク明けぐらいの状態に戻ってしまうという感覚があります。7月下旬からの登園自粛で夏らしい活動がどれくらいできたか?といったことを振り返ると、保育園なのに学校のような(幼稚園のような)夏休みがあったような感じです。9月から、さあ二学期が始まります、というような感覚に近いかもしれません。
でもGWや夏休みと異なるのは、子どもも私たち大人も健康状態の異変を抱えている場合がある、ということです。身体的にも精神的にもダメージを受けてしまった家族があるということを、心にとめて静かに配慮し合いたいと思います。はっきりとはわからないけれども、なんだか体調がすぐれない、そんなことが起きているんだということを忘れないで、いつもと同じように目立たない気遣い、心遣いで、ケアし合いたいと思います。
今月は延期になった「納涼会」があります。ちょっと遅い納涼会になりましたが、ここで楽しい夏の思い出作りにしましょう。また、これからの季節はだんだん、涼しくなって体を動かすことが楽しい時期、運動の秋、食欲の秋、アートの秋など居心地のいい時期がやってきます。ダンサーの青木さんたちも来園も増えてきて、身体表現の面白さも味わいます。来月10月22日(土)の「親子運動遊びの会」で、ご家族みんなで、体を動かして楽しみましょう。
味覚の秋、といえば果物も美味しい季節になります。今年度は調理の先生たちも新しいメンバーになって、食事の内容や工夫していることを、もう少し情報発信していくようにしたいと思います。9月の献立表から、新しいミニコラムが加わりましたので、ぜひご覧ください。また「アーツちよだ3331」が旧校舎修理のため今年度末で休館になるので、今のうちにもう少し交流しておきたいと考えています。