先週9月6日(火)のことですが、千代田区の将来の生活環境にとって、画期的な団体が設立されました。名称は「特定非営利活動法人 ちよだの水辺を魅力ある都市空間に再生する会」です。その設立総会が開かれて、来賓として招かれたので参加してきました。
この会の代表は、開園当初からいらっしゃる保護者の方ならご存知の石渡伸幸さん。昭和62年から平成27年まで7期28年もの長い間千代田区区議を務められ、第57代議長も務められた方ですが、コロナ禍の前は保育園の行事に参加いただいたり、神田祭に誘っていただいたりとお世話になっています。また理事長は、皆さんご存知の屋形船の手配で協力いただいている岡田邦男さんです。今年春の屋形船での遠足でも、保育園の園外活動にご理解をいただき、いろいろな便宜を図ってくださっています。(2019年4月17日の「園長の日記」参照のこと)
このお二人が筆頭の「再生する会」が、この日から正式に活動を開始することになりました。設立総会には、樋口高顕千代田区長、千代田区の河川やお堀の水辺再生には連携が欠かせない中央区の山本泰人区長も出席。千代田区議会からは桜井正議長、小林やすお千代田区議会議員連絡会会長を始め、11人の現役の区議さんたち、そして都政からは平けいしょう都議、石島秀起都議のお二人が、また国政からは山田美樹環境副大臣、朝日健太郎参議院議員も出席されていました。
千代田区の「ちよだの水辺」とは、皇居を取り囲む外堀、内堀、当園の前を流れる神田川、三崎橋から枝分かれして区役所の前を流れる日本橋川が主なものになります。この会で初めて知ったのですが、東京都は外堀、内堀を再生するために玉川上水から水を引く計画を持っているそうで、将来それが実現すると、お堀の水に綺麗な水が流れ込み、水泳などのスポーツができるほどの水辺に変わるかもしれません。
保育園にとっても、水辺の再生は散歩や遊び、散策、探究の自然フィールドとして活用できる「魅力ある都市空間」になる可能性を秘めています。都市型保育の保育ビジョンづくりに、また大きな夢が加わりました。保育園として「再生する会を応援する会」を作り、積極的に関わっていくつもりです。興味ある方は、ぜひお声かけください。