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園長の日記

未来の学校は、こんな学びの空間に変わる(文科省報告書)

2022/10/09

教室と連動する空間を積極的に活用しよう。

「未来の学校」は、「学校施設全体を学びの場にしよう」という報告書を今年3月、文部科学省がまとめました。学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議の最終報告書は、タイトルが「School for the Future 『未来思考』で実空間の価値を捉え直し、学校施設全体で学びの場として創造する」となっていて、イメージ図がたくさん載っていますので、ぜひご覧ください。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/044/toushin/1414523_00004.htm

ちょうど今日8日のブログで、子どもたちが階段を電車の座席に見立てて遊んでいる様子が報告されていました。この遊びが無自覚であっても「学び」と言えるのなら、生活空間と連動する空間を上手に活用した「未来の学校」を先取りしたものと言えるのかもしれません。

そもそも当園の生活空間は、あくまでも生活の場(正確には、乳幼児のウェルフェアとエデュケアを増進するために、最もふさわしい生活の場)であり、学校や教室の空間をモデルにしていません。赤ちゃんから年長さんまで、どのフロアであっても、遊びと探求と対話のゾーン、食事のゾーン、お昼寝・休息のゾーンというように、主だった活動がしやすいエリアが空間的に配置されています。遊びと探究と対話のゾーンには、さらにいくつもの遊びのリソースが分散配置されているので、探究するテーマや活動内容によって、子どもが選び分けています。

この遊びと探究のスタイルが、小学校以降の生活と学びへとスライトしていくことが、当園から見た時の「架け橋」であり、個別最適な学びと協働的学びの発展へとつながっていくことになります。小学校以降の学校も、このような学びの場へと変わって欲しいものです。

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