千代田区内のすべての幼稚園、こども園、保育園の年長児が集まって観劇するという「合同こども会」が今日16日、東京オリンピック記念青少年センター(オリセン)で開かれました。主催は千代田区教育委員会で、大型バスを使って全ての園を回って園児を運んでくれます。今回の劇は、影絵演出が特徴的な劇団かかし座の「不思議の国のアリス」。約1時間の大作でした。長い時間にもかかわらず、園児を長時間惹きつけることができるのは、さすがプロだと感心しました。
その工夫に目を向けると、面白い物語の内容もさることながら、役者たちの迫力のある生の声、抑揚のあるはっきりとわかりやすいセリフ、ユーモアのある楽しい会話、舞台とスクリーンを使った影絵の融合的な表現、歌や踊りのあるミュージカル的な進行、時々、客席にいる子どもたちとの交流を交えた鑑賞・参加を取り混ぜた演出と、児童文化財を子どもたちに観せたりする時のポイントの完成度の高さを学ぶことができます。
開会の教育長の挨拶の中に「二倍楽しむ方法」という話があったのですが、それは今日みたことをお家の人に話してみること。そうすると楽しさは二倍になりますよ、と。さて、どうだったでしょうか。