子どもが生きた動物を膝に乗せて撫でてみる。こんな単純なことも、そう簡単にできる体験ではないことが、やってみるとわかります。今日17日は年長と年中組の18人が、地下鉄に乗って上野公園へ出かけ、モルモットをそっと触ったり、なでたり、膝の上に乗せてあげたりしました。
上野動物園はコロナ禍で長い間、団体見学ができなかったのですが、この11月から解禁になりました。ただ今日のは「学校団体プログラム」といって、動物園がおこなっている教育活動の一環です。
説明によると「モルモットを間近で観察しながら、食べ物やうんちについて学びます。動物をよく見て観察する楽しさを感じてもらいます」とあります。
ちょっと、音に敏感で、おとなしいモルモットたちは、子どもたちに優しく撫でられると、気持ちよさそうにしています。人に懐いている理由をスタッフに聞くと、小さい時からよく撫でてあげることで、撫でられると心地よいと、感じるようになるそうです。
子どもにとって、相手が気持ちよさそうにしていることを感じ取ることができたら、それはいい経験になったことでしょう。ふわふわしたものを撫でて気持ちがいいなら、ぬいぐるみと変わらないでしょう。
そうではなく、実際に動物が心地いいと感じることをやってあげることの小さな喜びは、やはり相手が喜んでくれることを感じた時ではないでしょうか。1日に200個もうんちをするそうで、パネルに整然と並んでいる柿ピーのようなうんちの列を見ながら、スタッフの愛情と情熱も感じたのでした。
外で食べるおにぎり弁当も、久ししぶり。小春日和ののどかな一時を満喫です。