夕暮れの和泉公園前。「おつかれさま〜、またあした」。さようなら、と手を振りながら、別れを惜しむ気持ちが、ちょっと私の心を湿らせる。こんな感傷はいつ以来だろう。映画の自主上映会が先ほど無事に終わりました。保護者の方々と一緒に作り上げた上映会。手伝ってくださった方にはありがとうございました。またそうしたくてもできない方も多くいらしたはず。そうした方々の気持ちも忘れないようにしたいと思っています。
新しい出会いは、そこに新しい道が見えてくるようにも思えます。映画「こどもかいぎ」を観おわった方々と、話し合いもでき、その思いに触れることができました。それぞれに大切にしていることがあって、ハッとさせられることがあります。映画に登場したクラッキー園長とカッキー先生、ユミコ先生によるアフタートークができました。それはまるで映画を使った保育の振り返りのような時間でもありました。
映画の力も大きいのですが、見終わった後も、何かもっと知りたい、分かち合いたいという気持ちからなのか、ほとんどの方が会場を離れることなく、それに参加してくださったことも励みになりました。会場からの質問もいただき、ミニ「おとなかいぎ」のようになりました。いただいたアンケート用紙の感想の中にも「おとなかいぎ、忘れていました」というものもありました。私たち大人がもっと話し合いというものの場を作っていくことに慣れていくのも必要なのかもしれません。
会場には他の保育園の先生や、地域で交流活動をされている団体の方との繋がりもできました。明日につながる道がここにあるよね、そんな手応えを感じることのできる上映会になった気がしました。