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園長の日記

仕事のペースメーカーとは?

2023/04/10

保護者の方から「ピクニックのお誘い」のチラシが届きました。春のお花見に続く第二弾。こういう気分転換は大事ですね。私も参加したい・・・

「保育の仕事を2つのスポーツで例えると、なんだと思う?」そんな会話が挟まれることがあります。4月から新しく働くことなった職員との対話の中でした。今年一年で何を学びたいか、個別の研修計画を立てます。

この質問は私のほんの思いつきです。当人からは「陸上ですか?」と返ってきたので「お!いいねえ。じゃあ、それは走り幅跳びなの?それとも砲丸投げ?」というと笑い出した。「そうですね、それも陸上と言えば陸上ですね」と。聞きたかったのは、もちろん長距離か短距離か。私の答えは「仕事はマラソンだよ、完走しようね」ということ。途中で一番走っていても、その時はいいかもしれないけど、途中でバテて、リタイアしてしまうペースで走ったらアウトだよね、ってこと。感想できるペースを掴めるかどうか、実は結構難しいんだよね。つい全力疾走したがるからね。気持ちいいし、やりがいがあるし。だからマラソンで完走できるペースを掴むというイメージを仕事でももってほしい。特に今は張り切っているから・・・うんぬん。

もう一つのスポーツは野球でもサッカーでもバスケットでもいいけど、要するに団体競技。攻撃も守備もチームプレーだろいうこと。保育もチームが基本。そこでの攻め方も色々ある。守りでもカバーリングもあるし、必要なコミュニケーションの取り方もある。あらかじめ決まっているリーダーシップ、フォロアーシップなどメンバーシップの役割や構えもある。そこでも個人と個人の噛み合い方が崩れるのは、スタミナの違いだったりする。試合の最後まで持たないペース配分だとメンバーが足りなくなって、負担の皺寄せが残りのメンバーにきてしまう。ここでもそれぞれのペース配分という見えにくい要素が鍵だったりする。

少数精鋭で賄うしかない小規模園。スタッフが余裕を持つことが保育には必要なメンタルケアになります。そこが残念ながら非常に難しい。スポーツと違って、控え選手がいない。全員がスタメン。大谷選手みたいに両刀遣いが必要だったりする。うちにも担任と主任を兼ねてもらっている選手がいる。本当はよくない。看護師だって民間の保育園は専任というより法人内の兼任だったり、その園の専属でも実際には乳児の保育士を兼ねている園も多いだろう・・・うんぬん。

ペースメーカーは誰か? 人なのかプランなのか? 無理な計画は修正した方がいい。いわゆるメリハリが大事。いい意味でピークのもっていき方を全体でバラつかせるとか、休憩や何もしない時期を意識して計画したりした方がいい。自動的にやってくる長期休業もないからなおさら。この方針も大事なペースメーカーじゃないかと思ったりするのでした。

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