お泊まり会につきもののちょっとした「小話」があります。
寝る前になると「園長先生、怖い話して」と頼まれることがよくあるのです。いくつか、その手の小話を仕入れてあるので、いつでもできるように準備してあるのですが、昨日は花火が終わると「ねむ〜い」と何人かの子がいうので、それじゃあ、ということで、すんなり「じゃあ、寝よっか」ということになって布団に入りました。
数分ですぐに夢の中に入っていった子どももいれば、なかなか寝付けない子もいました。それぞれのリズムでおやすみなさ〜い。ぐう、ぐう。
夜は先生たちが交代でそばにつきましたが、親御さんから伺っていた「きっとこうなります」の通り「そうなりました」。・・・。
そして朝が来て、寝ぼけ眼のあどけないこどもたちの表情に笑顔が蘇ってくるころ、玄関のピンポーンがなりました。「ん? こんな朝早く誰だろう?」とインターホンに出ると、なんと園児のお兄さんが心配して見に来たのです。
「だいじょうぶ。みんな元気で、楽しそうだよ。誰も寂しがったり、泣いたりする子はいなかったよ。ありがとうきてくれて」
きっと、お兄さんは自分のお泊まり会が寂しかったのでしょうか。それとも、園長先生のお話が怖すぎたのかもしれませんねえ・・
朝食は和食です。
ブロッコリーととうもろこしのおかかあえ
目玉焼き
しゃけの塩焼き
朝ご飯は7時30分ぐらいからでしたが「お腹減ったあ」「おかわり」と、食欲十分。
和食のおいしさが、身に染みるのでした。子どもたちがお代わりしている様子を見ると幸せな気持ちになりました。
そして、いよいよ、一番気を揉んでいらしたであろう親御さんたちとの対面です。担任が作ってくれた「おとまりができておめでとう」の記念写真入りカードとメダルを渡し、一人ずつ楽しかったことを話してもらいました。その後、主任が作ってくれたスライドショーを親子一緒に楽しんでもらいました。
「お家に帰って、どんなお泊まり会だったか、たくさんお話ししてくださいね」