カラリとした秋風の中で、芋掘りができてよかった。私が前の園でよく行っていた川崎市の「黒川東農園」まで年長さんとバスで小一時間かけて出かけたのです。広々とした畑には、さつまいもの他に、落花生や柿、栗などのほか、人参やさといもなどの根菜類も育っていて、畑というものを実感してもらうためにも、ここにしています。
(芋掘りの様子は、クラスブログや、ドキュメンテーションをご覧ください)
一人3株ずつ掘りました。畑を管理している方は「ここんところ、ずっと雨が降ってないから、土が硬くて、きっと掘りづらいだろう」とおっしゃっていた通り、3分の1ぐらいまでは軍手をした子どもの自力で掘れるのですが、それ以上深いところは難しい。私たち大人が手伝ってあげながら、掘り出しました。それでも素手では硬いので、農家の方がシャベルで周りの土をゴクっと掘り上げてくださいました。
芋掘りをしていていつも思うのですが、農家の方は大抵、掘りやすいようにと蔓を切って準備してくれます。それなので、子どもたちは、芋は土の中に宝のように埋まっているもので、そういうものだと思い込んでいます。そこで蔓のついたままの畑を観察してから、株をふた株持って帰ってきて、玄関に展示しました。
畑のそば蔓で綱引き遊びをする時もあるのですが、今回は近くの坂のある公園で遊びました。
お弁当を食べた後、その斜面のある山の一角で体を動かして遊びました。落ち葉を投げ合ったり、桜や竹の枯れ木を集めたり、斜面をよじのぼってみたり、おそるおそり、下り坂を歩いてみたり。ただ斜面を走り回るだけでも、体の使い方を覚えていきます。勢い余って転びそうなって踏ん張ったり、小刻みに走った方がバランスが取れることなど、だんだん斜面遊びが面白くなっていくのが見ていてわかります。
事前にソリ遊びができることを知らせてあるので、子どもたちが事前に作って持っていきました。この遊びは、みんな初めて。大学生のアルバイト二人もやったことがないようです。私が見本のつもりでやってみせると、「やる、やる」と始まりました。地面の傾きや滑らかさなどで、滑りやすい場所とそうでない場所を見つけています。慣れてくると、うつ伏せになったり、横向きになったり。色々試してあそでいました。
運動遊びの後半は鬼ごっこやかくれんぼ。鬼決めで足を並べ始めると、「入れて〜」と集まってきます。鬼きめの唱え文句が長いのは、それをみて周りの子どもたちが「僕もやる!」と気づく意味もあるんでしょうね。12時半ぐらいから1時半まで、1時間もこんな場所で遊んでいると、時間が経つのも忘れますね。