こっちのキャンディーと、こっちのキャンディー、引っ張ると開くのは、どっちだと思う?
口で説明するだけでは難しいので、子どもたちにやってみせました。
制作ゾーンにおままごと用の、食べ物がたくさん作ってあって、その中に大量のキャンデイがあったからです。
ひねってある包み紙を引っ張ると、クルリと回って開来ます。
でも、もう一方の方はいくら引っ張っても開きません。
さあ、どうしてでしょう? というわけです。
これはエンジニアリングですよね。工学の話。
子どもたちはキャンディの包み紙を、大抵は右手で右回りに捻り、もう片方も同様にしてしまうので、開きません。開くようにするにはキャンディーの捻り方を反対にしないといけません。正確にはキャンディーを横向きに置いたとすると、輪切りにする面を基準に「面対象」(鏡に映ったよう)にすると開くのです。
あれ?と気づいた年長の女の子は、それを手にして何度も引っ張ってみましたが、何が違うのかわからず、捻り方の向きの違いには気づくことができませんでした。
ブンブン独楽も同じことなんですがね。
スローモーションで、何度も見れば気づくかもしれません。これもまた別の機会にやってみます。でも子どもの関心がそこに向かないときは自分から「どうなっているのか」その仕組みをよく見ようと思わないのです。無理もありません、どっちも中身が「取れたよ」という感じですから。笑