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園長の日記

睡眠の答えはケースバイケース

2024/02/20

「午前に赤ちゃんが寝ている時期は、午前中の活動の大切さをどう考えたらいいのか?」今日の睡眠講座で、こんな質疑応答がありました。月齢によっては睡眠が夜と午後の昼寝に集中していない時期があるので、その移行の時期をどう受け止めて見通しておくか、という話です。

睡眠衛生指導を長くなさっている講師の永持伸子先生は、ケースバイケースで微妙な個人差を踏まえたアドバイスをしてくださるので、講座の進行役の私は毎回、最後の質疑応答をいつも興味深く聞いています。同じような課題に見えながら、それぞれの課題の受け止め方や改善目標が違ってきます。

これは当たり前かもしれませんが、「事実」に基づく課題というものは、どんなことでもその状況にあった「処方箋」というものを見つけ出せるといいですよね。子どもの持って生まれた個性や、それまでの経験、睡眠環境を含めた子育ての状況、そして親御さんの意向など、いろいろな要素が作用し合うちょうどいいバランス地点を探すような感じです。

よく永持先生は、基本的にはこれこれこうですけど、「親御さんが負担になるとかえって良くないので」とか「いずれそうなるなら、今はそのままでいいでしょう」とか、ある方針の中で幅のある選択肢を示してくださいます。そして継続してやっていける、よりベターな方法を見つけていく感じです。「よくある質問と答えと、その例外や応用」ということが大事なんでしょうね。

 

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