年長のすいすい組は9人いますが、そのうち3人をその子らが入学するI小学校へ連れていきました。
着くとちょうど中休みで、いま3年生のNUくんが校庭に出てきていたので校門越しに「すいすいさんを連れてきたよ」というと「じゃあ、先生に伝えてきて来ようか」と案内してくれようとします。
「頼もしいね、こんなになるんだねえ」と私は担任のY先生と顔を見合わせました。彼とは1年ぶりの再会でしたが、園生活でいろんなエピソードを思い出し、その姿を重ね合わせながら大きな成長を感じました。
校庭を通って入る玄関で、うわ履きに履き替えながら、次々と1年、2年、3年生の卒園児たちと再会します。「あ、〜ちゃん」と名前を呼び合い、手を取り合ってぴょんぴょん飛んだりしています。こういうことだけでも、小学校がぐっと身近になります。校庭から教室へ生き生きと戻っていく小学生たちの姿がどう映ったでしょうか。6年生に姉がいるKくんは小学校でのその姉とあって嬉しそうでした。
当園の場合は、園生活の中で、乳児から幼児まで交流があるので、お互いのことをよく覚えているのです。
副校長のC先生が出迎えてくださり、挨拶を交わしてから教室を案内してくださいました。1年生はその前まえでは3クラスだったのですが、今年2クラスで、一クラスにいる生徒がちょっと多い感じがしました。
1組は算数でした。赤と黄色の三角のピースを並べて、いろんな図形を作ってみるというもの。その様子を教室の後ろから参観させてもらいました。2組には卒園児が4人いて、3人はその様子をじっとみつめていたのが印象的です。
その後、職員室と校長室の間の、廊下につながる空間に設けられている図書コーナーで、図鑑を見て過ごしました。
国が目指している小学校とも架け橋プランと比べれば、こういった訪問はまだその入り口に過ぎませんが、子供たちが少しでも小学校以降の生活や学びに前向きな気持ちを持って歩んでいけるように、と思っています。
今年の訪問は近くの保育園にも私が声をかけて一緒に出掛けたので、他園の4月から同じ1年生になる園児たちとの出会いと交流にもなりました。年長の残りの子たちも来週ほかの小学校を複数の保育園と一緒に、訪問する予定です。