久しぶりに朝から雪模様の今日、就学予定の年長児2人を連れてC小学校を訪問しました。近隣の3つの他園と一緒です。2時間目の途中から、1年1組は体育館へ行っていなかったので2組の算数と、そのすぐ隣の2年1組の国語を見せてもらいました。その後の中休みには卒園児を含めて教室や廊下で交流でき、幼小それぞれの子どもたちが楽しそうでした。
幼児は何かを「そうだ」と実感するのは、実際にその場に行くなど体験して初めて自分のことと分かるのではないでしょうか。でも今日の二人は、すでに姉や兄がいる小学校なので、何回か行ったことがあるようで、最初からあまり緊張感はありませんでした。
教室と廊下の間に壁のないオープンな配置になっているのですが、階段から上がったところで副校長先生と挨拶を交わすときまで、シーンと誰もいないかと思うほど子どもたちの声も聞こえません。どうしたんだろう? 誰もいないのかな?と思えるほど静かです。
そっと教室の方を覗くと理由がわかりました。机に向かっている真剣な横顔で何やらやっています。算数でした。青くて丸い図形を並べて何かを考えています。私たちも固唾を飲んで静かにしていると、先生が「こんにちは」を私たちに気づき何か声をかけてくださり「みんなこれが勉強しているってこういうこと?」と、冗談を言うと、わあっと笑い声が沸き起こりました。
すると、あっという間に教室は明るい柔らかい空間に変わりました。集中して何かに取り組んでいたことがわかり、それを中断させて申し訳なかったのですが、それでもそんなことは気にならないほどの、何か「弾力性のある空間」であることがわかります。中休みになると、卒園児と戯れあったり、会話を弾ませていました。椅子に座らせてもらったり、手作りの絵本を見せてもらったりと、のびのびとした時間を過ごさせてもらいました。