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園長の日記

すいすい組の保護者会

2024/04/05

保育園で最後の一年はどうなるんだろう? 今日は年長、すいすい組の保護者会でした。正式なクラス名は「なんでもしよう すいすい組」です。担任は「子どもの希望を叶えてあげる一年にしたい」と意欲満々です。というのも、毎年いろんな場面で子どもが自分の考えを出し合って、話し合って決めていくプロセスを大事にしてきました。そこで内容が毎年少しずつ異なることになります。実際にすでに、子どもに何したい?と担任が聞いたらTHさんからは「アメリカに行きたい!」、S Nくんからは「魚釣したい」という希望が出ているそうです。さて、どこまで実現できるでしょうか???

年長さんの後半になってくると、こんな姿になっていきますよ、という話や小学校に向けて、遊びの中にある目標を実現させるための試行錯誤のプロセスに目を凝らしてみよう、といったことを話題にしました。

雑談的に最近、私がハマっているキーワードが「スパークする瞬間を捉えよう」というもの。スパークというのは火打石の火花のように、パッとやってくる、あれです。わあ、きれい!とか、そこがいいなあ!とか、子どもにはいろんなスパークが起きていそう。あれ、どうなっているんだろう?とかもう一度見てみたい!とか、そういった心の動きを、どうにかして外の世界に表していくような活動も体験させてあげたい。その結果、なにか面白い、ということが生じることを周りの大人が大事にしてあげたい。

子どもはそれを言葉で伝えようとするかもしれないし、何かに表現しようとするかもしれない、そこのしようとすることを本当に「なんでも」に広げてあげたい。そしてゆくゆくは、自分でそこをやっているだという自覚を少しずつ持つことができるようになっていくといいのかもしれません。実際にそんな風な姿が増えていくのですが、まだまだスパークの「なんでも」が足りない!そこに着目してあげたい、という話をしました。

多分、あっという間に過ぎていく1年でしょう。それでも大きく成長する一年です。その成長の姿と、そうなった体験の数々をできるだけ繋いで描いていきたいものです。どこまでその姿を捉えていくことができるか、私たちの保育者の挑戦にもなります。

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