保育は祈り。
そんなふうに思える時があります。
七夕と、選挙の喧騒が過ぎて、少し寂しくなった、玄関。
願い事が書かれた短冊を整理しました。そこに書かれている願いの数々。今ではなく未来に託している言葉。ここにはまだない、こうであって欲しいという希望。子どもの、親の祈り。
先生の祈り。
「こんげつの おすすめの絵本」5月から始まって、今回で3回目。
カメ、カブトムシ、スズムシ、メダカ、トカゲなどの生き物の世話をしている主任の汗に光る尊い祈り。
子どもに呼ばれて手入れをしていた先生が離れたすきの、机の上にある鉢替え中のポトス。
キッチンの片隅に座り込み、声を出して、ゆっくりと『よるくま』を読んでいる女の子。お昼ご飯が終わった後のお皿を洗っている音が調理室から聞こえてきます。わたしの、祈り。