GTサミットの2日目の午前中は、上智大学の奈須正裕先生の記念講演。テーマは「個別最適な学びと協働的な学び」でした。23枚のパワポ資料のタイトルは、次の通り。
・100年前に世界各地で誕生した個別最適な学びの源流
・「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(2021年1月26日中央教育審議会答申)
・個性化教育・愛知県東浦町立緒川小学校(1980年代)
・すべての子どもは幸せになる権利を有している
・どのような子どもの多様性が問題になっているか?
・多様性の拡大によって、従来型の授業の限界が明らかに
・学力は世界トップレベルだが、自立できていない
・単元レベルで、すべての学びを一人一人の子どもに委ねる 単元内自由進度学習
・教える教育から環境を整える教育へ
・教科書を時間軸から解き放ち空間的に表現する
・学習環境との関わりで、自律的に学ぶ(6年社会科)
・幼児教育ではごく普通に実践されている
・有能な学び手という子ども観に立ち、環境を通して行う教育を主要な方法としてきたから
・徹底した情報開示:還元指導案を子どもに手渡す
・1年生国語科「こころポカポカ大さくせん」の学習の手引き
・教える教育から環境を整える教育へ
・環境を整える教育の子ども観と課題としてのコスト
,GIGAスクール構想で整備された1人1台端末と高速大容量ネットワークが学習環境整備の省力化と高度化を実現
・従来型、個別・協働・ICT利用(基本は1単位時間)/これからの個別・協働・ICT利用(基本は単元)共同も子ども同士で声を掛け合って、自発的に
・学校教育の過去・現在・未来のモデル(ブランソン1990)
・さらに何をどう学ぶかも個別最適にする(個人総合)
・教師が教える授業とは何だったのか?
・子ども観の転換と授業のパラダイムシフト
GTの会員向け情報誌49号にも、奈須先生の編纂した書籍「個別最適な学びと協働的学び」の一体的な充実を目指して」の内容が紹介されています。