午前中の課題保育として、木製の積み木を6分以内に積み上げ、100センチに近い方が勝ち!というゲームをやりました。主任が動画で配信しています。運動ゾーンのマットをどけて、床を平らにしています。入り口のところに、これが100センチという「正解」が置いてあります。
二つのチームに別れています。その高さにするために、片方のチーム(A)はだんだん近くなってくると、野球のバットを物差し代わりに使って、「これだけ(1本分)と残りこれだけ」のようにやっています。もう一つの方(B)は、OYさんが立った姿勢でままの自分の体の部位に手をつけて、そのまま移動して「ここ」とやっています。
どちらのチームも、ありがちな方法を思いついてやっており、同じ高さにするという方法を考えることよりも、積み木を高く積み上げることに興味がいっていました。Bチームは高くなりすぎたことに気づくと、慌てて低くしようとして、せっかく積んだ積み木が崩れてしまいました。でも「まだ時間あるよ」と主任が声をかけると、急いで積み上げ直していました。
最終的にはBチームが100センチぴったりで、勝ち。この経験から何に気づいていくのか、楽しみです。ちょうど100センチにするという目的のために、どんな知識やスキルを活用して、どう考えたり、試したり工夫したりしだすのか、次の機会が待ち遠しいのですが、主任がメジャーを使って測定していたので、それを使いたいとなったら、どうするつもりでしょうか?・・・その代わりのものを用意するとか、そういうことに気づくものかどうか? 楽しみです。
<10の姿 ク 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚>
遊びや生活の中で、数量や図形、標識や文字などに親しむ体験を重ねたり、標識や文字の役割に気付いたりし、自らの必要感に基づきこれらを活用し、興味や関心、感覚をもつようになる>