環境がその子に合っているかどうかは、よく遊び込んでいる姿があるかどうかで、ある程度わかります。子どもたちが成長してくると、一つ上のクラスの環境が面白くなっていく姿が具体的に変わってきます。たとえば、ぐんぐん組がときどき2階のにこにこ組に遊びに行くと、そこで何をするかで、その子たちの発達が見えてきます。今日の様子にお店屋さんごっこを次のように楽しんでいました。
2歳5ヶ月のORちゃんと、2歳3ヶ月のUWちゃんが、お客さんとお店屋さんの役割分担のあるごっこ遊びをしています。カウンター越しに立ち位置が入れ替わっています。このような環境(遊具)は1歳児クラスにはなく、このように成長してくると、役割交代のあるごっこ遊びは、一つ上のクラスでできる、という移行が本格化していくのです。
ちなみに、移行は遊びが早めにはじまり、食事も2階でするようになり、3月までにはお昼寝も2階で安心して寝られるようにしていきます。そして4月は担任が一部だけ代わります、と言っても、どの子も知っている先生のなかでの異動なので、あまり大きな変化はありませんが。そして新しいお友達が少し入園してきます。
移行はこのように、徐々にやっていきます。4月に遊びの環境も食事も睡眠も担任も、一度に全部変えると安定しないので、こうやって慣れていくようにします。入園の時の慣れ保育のときと同じですね。遊び、食事、午睡の3つを徐々に行なっていきましたよね。それと同じ発想と思ってくださって構いません。