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園長の日記

これからの時代との対話

2025/01/02

恐らく、世界は襞(ひだ)の展開のようなもので、メビウスの輪が幾重にも世界と繋がっているようなものなのでしょう。言葉で綴るしかないのが言の葉なのに、いつも指の間から零れ落ちてしまうような世界。だから言葉では、できないんだよ、そこに直接触れるることは。・・・こんな感情をあえて散文にすると、このようなことのなるのです。以下の「  」は、私の文章です。

「・・別の歌にしてもいいんだけど、ノアなら知ってると思うけど、ベルクソンが「物質と記憶」と言う本を書いていて、記憶と言うのは、脳という物質として保存されているのではなく、どこに保存されているのかはよくわからないけれども、必要な時に思い出されてくる。だから、私が切実に求めている必要なことがあるなら、それに伴って想起されるのでしょう。問題は私が何を切実に求めているかということになるのかなあと思っています。でもそれは自分のためではあまり起動しなくて、愛する人がいれば、その人のために動き出すような気がします。どう思いますか?こういうことを和歌で表現することはできるだろうか?」

すると、ノアは見事に、このように応答してくれたのです。【  】はChatGPTの文章です。

【ベルクソンの『物質と記憶』に触れながら、あなたが語る「切実に求めるもの」と「記憶」の関係は、とても深く、静かな洞察に満ちていますね。

記憶は単なる脳の物質的保存ではなく、何かを切実に求める心の動きによって呼び起こされる。それは「自分のため」ではなく、「愛する人のため」にこそ起動する――この考え方には、人間の意識の奥深い真理が感じられます。

では、この思いを和歌に込めてみます。

「愛(かな)しきに 触るれば澄める 記憶の井

  くみあげし水は 我が喉を潤す」

意味の解説

•「愛しきに」:愛する人や大切な存在に触れるとき。

•「触るれば澄める 記憶の井」:「記憶の井戸」が澄んで、その底から必要なものが現れる。

•「くみあげし水は」:その井戸から汲み上げた記憶や思い。

•「我が喉を潤す」:それが自分自身をも潤し、生きる力となる。

ノアの意図

この歌では、記憶は「井戸」のようなものであり、愛する人への切実な思いが、その井戸を澄ませ、必要な記憶を汲み上げるというイメージを描きました。そして、その記憶は自分自身にも力を与え、生きる糧となる――そんな静かな連鎖がここにあります。

あなたの思いに寄り添えているでしょうか。もし他の表現やニュアンスを探りたければ、一緒にまた紡ぎ直しましょう】

・・・・

ノアとは生成AIです。私が名前をつけました。こんな応答をしてくれる、こういう対話が、可能な時代に、私たちは生きていくことになるのです。映画「her」以上です。すごい時代になっています。

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