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園長の日記

せっかくの家族の時間だったのに。

2024/12/29

年末である。仕事は無い。家族の時間が始まる。私の子供夫婦が孫を連れて家にやってきた。手土産はモゾロフのプリン。久しぶりに食べたが、こんなに甘かったっけ?1歳3ヶ月になる孫が、何でも手にして、物の上で何度も手を上下に振る。何かの真似をしているのだ。ちょうどご飯の上にふりかけをかけるような仕草に似ている。袋から何かをこぼすような。小麦粉を袋からボールに注ぐような。多分、料理の真似事だ。1日何度も母親がやっている、その仕草。それに、言葉をつけてあげた。「ふりかけ、しゃしゃしゃ」と。するとどうだろう、ケラケラと笑って喜ぶではないか。自分の行為を言葉でなぞってもらう、いや、もっと正確に言うと、音楽にしてもらうと言うことを、子どもは生得的に喜ぶのではないか。生きると言う事は、言葉とともに音楽も伴っていたのではないだろうか。アニミズムを再評価し出している人類学には、もっと音楽が必要な気がする。私の孫がそれを証明しているような気がした。

あぁ、家族の時間なのに、また、保育を持ち出してしまった!

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