幼児はふだん年少から年長までが一緒に生活しているのですが、その異年齢集団のなかで、当番活動というのがあります。そのなかの一つが話し合いの司会。色分けした異年齢グループが4つあり、日毎に変わっていきます。
その日課の一つに、朝や夕方に話し合って何かを決めるということが必ずあるのですが、3時のおやつを食べ始める前に、おやつの後でどこで何をして遊ぶかを決めます。
今日は赤グループの年長のMくんが司会でした。何人もの手が挙がっていますが、運動とかごっことかが決まっていきます。
ただ、そのときに話し合い集まっていたのは、3歳児以上のクラスだけだったので、2歳児がまだお昼寝からおやつの場所に来ておらず、それに気づいて、途中から話し合いの結果の修正がおきました。移行保育が始まって、一つしたのクラスが上に来て一緒に過ごすことが多くなってきも、つい2歳児にこにこ組のことを忘れてしまいがちなのです。
そこで運動ゾーンで一旦「野球」をすると決まっていたのですが、2歳児も来るとわかると、司会が意見を聞きなおし、年長のRくんが「ふつうの運動」と提案し直したのでした。さりげなく決まっていったのですが、この辺りも、自分たちのことは自分たちで決めていくプロセスの一つとして大切にしています。
結果的に、3階にきた2歳児にこにこ組の子たちは、5時までゲームパズルなどの机上遊びを選んで過ごし、運動ゾーンは結局、幼児たちが野球をしていたのですが。