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園長の日記

どんなに遠くに離れても

2025/03/25

2人で屋上で寝転がっていると、薄い雲の隙間から飛行機が見えました。「また飛んでこないかなぁ」と私が言って、彼はそばで3輪車や滑り台で遊んでいます。きっと私が「あ、飛行機だ」と、いうのを、待ちながら遊んでいたでしょう。

子どもといると、子どもがくちずさんでいる歌が気になる時があります。何度も口ずさんでいるので、気になって調べてみたら「ピカチュウのドキドキかくれんぼ」でした。

🎵どんなにとおくにはなれても、どんなに隠れても、どんなに小さく静かでも君を見つけ出すよ。・・

こういうちょっと影を感じさせる歌が、子どもの心にしみていると言うのは、ちゃんと向かい合ってあげたいと感じたのでした。誰に対しても、そうということではありませんが。

しばらくその歌を、一緒に歌い、その歌にまつわる話をたくさん聞いてあげました。知らないキャラクターがたくさん出てくるのですが、それぞれに詳しいエピソードがあります。その世界のイメージを抱いて、保育園で自分の居場所を見つけていく姿と重なっています。そういう時間を過ごしているうちに、どうしてさっきまで、そういう姿だったのかということがわかりました。

このような過ごし方をして、初めて心が通じ合うということがあります。一緒にいるという事は、大切な空白の部分を、空白として感じ合うことなのでしょう。

 

 

 

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