この地域をよく知りながら、この地域ならではの保育を創り上げたい。そういう考えから取らせていただいた「子ども体験アンケート」(伝承遊び)ですが、ほとんどの皆さんからご回答をいただきました。お忙しいなか、本当にありがとうございました。わくわくするような保育に活かせる提案もいただいて、感謝申し上げます。集計が済んだので、今週発行する園だより10月号でご案内します。
頂いたアンケートをよみながら、子どもたちが地域のお祭りや縁日で体験していることが、だいたいわかりました。伝承的な外遊びも、園が意識してやらないと体験できない「絶滅危惧種」ということも、わかります。保育や行事を通じて、その地域の祭りや縁日がもっと楽しくなったり、身近なものになっていくような保育にできたらいいなと、思います。
例えば、再来年の神田祭には、園として参加しましょうとお誘いを受けていますので、子どもたちには「祭り」をテーマにしたプロジェクト保育をやってみたいですし、それは子どもだけではなくて、職員も保護者の有志の方々と一緒になって「千代田せいが神田囃子の会」を立ち上げて、月1回ぐらいずつ練習していくのなんてことが実現できないかと、本気で思ったりしています。
この半年のあいだ、休日に地域の公園を歩いて回りましたが、鬼ごっこやかくれんぼを見たことがありません。アンケートでは、幼児でその経験がありますが、ほとんどは前の園での経験でした。単純に、親子で「鬼ごっこ」やった経験、ありますか?多分、ないと思います。それならやってみませんか。親子運動レクリエーションでは、1300年前からある鬼ごっこの原型である「ことろことろ」をやってみましょう。そして、神田を鬼ごっこのある街にしましょう。