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園長の日記

木場公園で保育参観

2019/10/30

今日は保育参観の2日目。バス遠足だったクラスは「木場公園での保育参観」になりました。バスで出かけたのは2〜4歳の3クラスの27人。子ども用のバスと保護者用のバスに別れて出かけました。ちょっとした小旅行をした気分で、園に戻ってきた皆さんは「楽しかったあ」との感想。その理由のひとつは、子どもに見つからないようにする「大人のかくれんぼ」が可笑しかったことがありそうです。

「(運動会の)鬼ごっこの次は、(保育参観は)大人のかくれんぼでしたね」。

お迎えの時に保護者の皆さんと、そんな話で今日の参観を振り返りました。子どもに見つからないように、バスのカーテンを閉めて隙間からのぞいたり、遊んでいる場所へ遠巻きにそっと近づいて行ったり。

橋の欄干にしゃがみ込んで写真を撮っている様子は、「やばいですよね、まるで、ストーカーか不審者ですよね(笑)」「この様子を誰かにSNSにアップされたりして(笑)」「子どもを陰から覗き込む不審な集団現る!みたいに(笑)」こんな会話をしながら、「あ、視線が合っちゃった、見つかったかな」など、ちょっとはしゃいだ気分半分で、心配している私たちでした。

私は保護者用バスの添乗員「バスガイド」として、保護者の皆さんを木場公園へご案内。子どもたちの後を集団で追って行きました。ぞろぞろと木場公園の中を歩いて、まずは5月からこの場所で子どもたちが遊んできた「痕跡」を辿りました。ボール遊びやチョウチョを追いかけて走った広い原っぱに立ち寄った後で、子どもたちが先に行って遊んでいる「冒険広場」へ徐ろに向かいました。

「こっちから行くと見つかりそうなので、橋の方へ回ってみましょう」

私が選んだ橋ルートで皆さんをお連れすると、意外とすぐに子どもの姿が迫ってきたので、慌ててしゃがんで橋の欄干に隠れなけれなりませんでした。にこにこさんがよく遊ぶ、滑り台のある大型遊具がすぐ目の前だったからです。

そのスリリング感が、なぜか楽しいのです。そっと自分の子どもをのぞいている姿は、冷静に考えると「大の大人が一体、何やってんの!?」という感じですが、それはそれで割り切って「かくれんぼ」を楽しんだのでした。

その後、みんなで少し移動。橋を少し登ったあたりから下の道に降りました。ターザンロープのあるエリアが見える北側へ回り、雑木林の中から、遠目に子どもの姿を追いました。無線で他の先生から「園長先生、子どもたちは遊びに夢中なので、あまり気にしないで、その道を散歩している人のような感じで歩いても、多分見つからないですよ」というアドバイスを無線でもらいました。

それを聞いて、意を強くした私たちは、堂々とベンチに座ったりして、暫く子どもたちをみていました。

しばらくして、ジョギング風の格好だったAくんのお父さんが道路を走っていきました。そして暫くすると「見つかっちゃった」と、走って戻ってきます。「パパがいた」と先生に伝えているTくん。「パパはどこへ行ったんだろう」と、じっとこっちを見つめています。

すると、また無線で「園長先生、見つかっていますよ、園長先生もいたって言ってます」。それは参った!そそくさと、私たちはその場を後退しました。

10時過ぎから11時20分ごろまで、1時間以上の公園遊び。子どもたちがバスへ戻った後、私たちは遊具を一つずつみて回りました。きっと皆さんは「ここで遊んだんだな」と感触を確かめながら。そして子どもは「楽しかったかな」と想像しながら。この間、保護者同士の懇親にもなってもらえたらいいなと期待していたのですが、話も少し弾んだみたいで、私もそれが嬉しくて、バスに乗り込む前に、橋を背景にみんなで集合写真を撮りました。

(パスワード付き「行事」にアップしました)

保育参観という名の小旅行。今度は親子で遊んだら楽しいだろうなと感じた1日でした。ご参加いただいた皆さん、ご苦労様でした。

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