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園長の日記

ストレスに向かい合う秘訣

2019/11/18

先週は「赤ちゃんの社会性と言葉の発達」を学び、北の丸公園で「秋の紅葉」を楽しみ、和泉小学校校庭で「動物との触れ合い」を楽しんだりしました。赤ちゃんや自然や動物と触れ合っていると、心が癒されるものです。それなのに、社会を見渡すと、いたるところに「ストレス」が人の心を蝕んでいます。街角には「癒し」を売りにしたサービスがいっぱいあるので、ストレスを感じて生活している人が多いのは間違い無いでしょう。

先週のコーヒータイムでは「子育てにおけるストレスの発生源とその仕組み」について考えましたが、その結論は「子どもの夜泣きやイヤイヤは、生理的早産として生まれるヒトの脳が、長い時間をかけて徐々に大きくなる過程で起きる不可解な行動」だと認識することで、決して「お母さんやお父さんのせいでは無い」ことを忘れないようにすることでした。

そうは言ってもやっぱり「理想と現実」ではないですが、現実にストレスはやってきます。子どもは夜に泣きが続き、親の言うことを聞かずに、駄々をこねて、親を困らせているかもしれません。じゃあ、どうするか?

イヤイヤはなんでも「自分が」「自分で」という、自分が原因になって世の中に働きかけたいという主体性の発露です。それは全面的に気が許せる親への「甘え」がそれに拍車をかけている行動です。知らない他人にイヤイヤとわがままを押し通すことはありません。それだけに「母子」の信頼関係がなせるものです。そう考えてみて初めて見えてくる子どもの未熟性が「可愛らしい」と感じませんか?その子が言っている「言葉」を額面通りに受け取らず、その言葉の裏にある、その子が抱え込んでいる気持ちに、ちょっとでも共感できたら、少しだけ微笑ましく思えるかもしれませんよ。

中々寝ないと言う子どものために、ある音楽を聴くと、すぐに寝てくれる。そんな音楽が開発されようとしています。3つのサンプル音源があるから、どれが一番子どもが眠りにつきやすいか、お昼寝で調べてみてほしい。そんな依頼を今日、ソフトバンクのグループ会社のSB書籍から受けました。やってみることにしました。3つの音源から一つを選び、来年4月に書籍+CDで発売されます。さてどんな音源が届くのか楽しみです。

もうひとつ、麹町中学校の工藤校長の最新刊「非常識な教え」が面白いです。共感できる話が多いので、ぜひ多くの人に読んでもらいたい本でした。ストレスへの対応方法の話も出ているのですが、「ストレスを耐え忍ぶ「受け身」の発想ではなく、自ら働きかけてストレスを減らしていく能力の方が大事ではないか」という話が参考になります。積極的コーピングというそうです。このスキルは応用がきくので、このテーマはこれからも続けます。

 

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