MENU CLOSE
TEL

園長の日記

マスクよどこへ行く?アハ体験の只中で

2020/05/23

 

脳科学者の茂木健一郎さんがアハ体験(Aha Experience)を模擬体験してもらうために、見ている映像がじわじわとゆっくり変化しているために、ずっと目を離さずに見ているにも関わらず、何が変わったのか気づかない、というテレビ番組を覚えていますか。前の映像と後の映像を見比べると、「え〜っ、こんなに違っていたの!」とビックリするというあのジワジワ変化映像のアレです。それと同じことが、マスクで起きていますが、気づいていますか?

コロナ騒動の経過の中で、マスクがかなり変わりました。というと、デザインがオシャレになったこと?と思われるかもしれませんが、そうではありません。何かと言うと、マスクの表象です。3月ごろのマスクのイメージと今のマスクのイメージは、大きく揺れ動きながら、ある意味で180度転換しました。

それを決定づけたのは、実は小池都知事のマスクだと私は踏んでいるのですが、単にオシャレになったということではなく、その肯定のされ方によって、「マスクは洗って使っていいもの」という隠れたメッセージが一気に拡散したのです。それまでは、マスクは「汚いもの」であり「表面は触ってはならず、紐のところを持って、そのまま捨ててください」というものでした。

ところが、政府がアベノマスクを配布したことで「洗えるマスク」という、それまでのマスク観をひっくり返す使い方を国が公認してしまいました。それによって、手ぬぐい、水着生地、ジーンズ製など、それまでとは異なる目的の、ウイルスは通過してしまうけど、自分の飛沫は防ぐことができればいい、という機能だけを目指したマスクが、どんどん作られるようになり、マスクは洗って何度も使っていいハンカチのようなものになりました。

したがって、マスクをして登場してきた安倍首相自らが、記者会見するとき、数メートル離れているからと、マスクを外して語り始めるのですが、右手で外したマスクは、大抵はそのまま、スーツの右ポケットにしまってしまいます。それをテレビで目的した時、私にアハ体験が起きたのです。

「外したマスクを、捨てずに、ポケットにしまうなんて! それはエチケット袋に入れないとダメでしょ」

それまでの白い、使い捨てマスクだったら、決してあってはならない、マスクの外し方だからです。それを許してしまうのは、マスクが使い捨てではなく、洗えるハンカチのような存在になったからです。このマスクの変化は、何を物語っているのかというと、コロナウイルスという目に見えない正体を「正視」できないことからきています。マスクをしておけばいい、というスタイルだけがこうして定着していることが、新しい生活様式だとしたら、こんな滑稽なものはありません。さらに、マスクを触ってしまうことや、マスクから他のものへ感染させてしまっていることに甘くなるリスクを危惧します。これもまた、コロナ監視体制が甘いことからくる、新しい生活スタイルの独り歩きの一例でしょう。

マスクよ、君は何のためにあるのか?

保育再開は6月1日からで決定(千代田区)

2020/05/22

先ほど千代田区から通知が届きました。保護者宛のものをお知らせします。

020522令和2年6月における保育園等の休園の取り扱いについて(保護者あて)

再開は6月1日(月)から通常保育を始めます。

内容の要点は以下の通りです。なお、職場の休業延長などで6月以降も登園しない予定の方は、コドモンなどで5月中にお申し出ください。

(1)保育はできるだけ「3密」を避けるが限界があるのでご了解を

(2)子どもの体調がすぐれない時は登園を控えて

(3)登園自粛、保育時間短縮のお願い(2週間は基本保育時間で)

・登園自粛の場合は保育料免除(日割り計算)

25日からの「慣らし保育」は実施します

2020/05/21

「・・・来週25日(月)からの解除も可能となるのではないか」。

関東1都3県の解除見送りが決まった本日5月21日の夕刻、上記のように予想していなかった安倍首相の発言がありました。

もし、25日から解除されると、東京都と千代田区は「25日から解除」に動くでしょうか。小池都知事は前向きに受け止めています。一方で千代田区の休園措置は「5月末日まで原則休園を実施いたします。なお、状況に応じて対応が変わる可能性があります」ですから、国が解除したら原則休園も終わりです。ただし・・いつから、具体的に登園できるの? という内容は明日、千代田区に確認します。

 

首都圏の21日の解除は見送り

2020/05/20

私の気持ちはすでに開園に向かっているのですが、明日21日から大阪など関西3府県は解除されるものの、首都圏の解除見送りが実質上、決まりました。次の節目は5月末でしょうか。ここで解除されるかどうかは、5月7日以降の「あたかも解除されたかのような緩み」の影響が出る明日以降の感染者数です。そこに明日から目が離せません。

来週25日からの週2日の「慣らし保育」の準備はお願いします。ただ、「緩み」→「感染者増」→「緊急事態宣言の延長」となってしまった時は「慣らし保育」も延期になってしまいます。

また6月1日からの再開に向けて、千代田区は保育における保健衛生上の方針を今検討しています。子どもも親御さんも、安心して登園してもらえるように、子どものマスクの可否、食事の仕方、お昼寝の方法、遊びの配慮、衛生環境の点検など、保育園からもすでに千代田区に問いかけてあります。千代田区立保育園の方針も踏まえながら準備を進めています。区からの指針がもうすぐ届くはずなので、すでに準備しているものを必要なら見直します。

園生活の再開への敷居をできるだけ低くするために、登園時間のリズム作りを作りましょう。体のリズムを変えるのは時間がかかります。テレビやビデオの視聴時間も短くして欲しいので、できるだけ「五感を使った遊び」「体を使った遊び」を取り入れましょう。散歩先に、ちょっと面白いものがあったら、教えてください。この場を借りて、皆さんにフィードバックしていきます。私のオススメは柳森神社のメダカ。屋上の菜園での水やりや、親子フラワープロジェクトに参加したら、ついでに立ち寄ってみてください。

花のある生活の幸せ感に改めて気づく

2020/05/19

5月19日(火)。花のある生活の素晴らしさに気づきました。どうして、「こんなに素敵なものだ」ということを見過ごしてきたんだろう。その理由を探したくなるくらい、身近なところにあったはずの「花」が、幸せな感覚を運んできてくれまました。今日から始めた、親子フラワープロジェクトのことです。フランスのことわざだと記憶しているのですが、花屋に入る泥棒はいない、を思い出します。

「どっちにする?」とお父さんやお母さんが聞くと「こっち」と子どもが選んでいきます。子どもが選ぶことを、こんなにも尊重している、見守っているお父さんやお母さん。結果的にどんな風に選んでも、素敵な花束に仕上がっていきます。主役の花と脇役の花や葉があるからこそ、全体が調和していく美しさ。花が奏でるハーモニーです。しかもワンセットごとに違っていて、その無限に近い組み合わせは偶然のなせる技でありながら、一定の幅の中に収まっていきます。こんなに簡単に「造形」できる「作品」だと思うと、これはハマりそうです。

花を飾るということは、お茶碗や箸の持ち方と同じように、改めて大人も学ぶといい。しかも子どもの頃から。単純でありながら、楽しい組み合わせの基本形を。その型を知ると、そこから自分なりの好みや発展が楽しめそうですよ。花のある生活を楽しみたいですね。

花を愛でることは人間だけができる技(アート)です。わざわざ、アートという言葉を使うのは、人間性と結びついているからです。自然物でもある人間が自然物でもある花を愛でる。実は人間も花も、どっちも「半自然」なのですが、それが引き合っている姿に、長い歴史と深い心情を感じてしまうのです。この辺りは今回の活動に協力してくださった花屋さんにじっくりとお話を伺いたいと思います。ご協力、ありがとうございます。

再開前の「慣らし保育」について

2020/05/18

 

6月からの園の再開に向けて、休園期間中に、保育園に慣れる日を設けます。休園期間なので、三密を避けるために園児数を4割にとどめ、給食もありませんから午前中のみ、週2回の登園の機会を作ります。ただ、5月21日の政府の検討次第では、延期することもあります。正式な決定は、その頃にホームページやコドモンでお伝えします。

20200518 園の再開に向けた準備期間について

つなぐ・つながるプロジェクト2

2020/05/16

(絵手紙、ありがとう😊)

 

今日は5月16日。土曜日。久しぶりの雨でした。今週は緊急事態宣言が延長された直後の1週間でしたが、通勤電車も混んでいるし、岩本町と秋葉腹をつなぐ和泉橋を歩く通勤者も確実に増えました。園の近くの喫茶店や食堂も開き始めています。それでも警戒を緩めてはなりませんので、園の玄関に「三密を守ろう」のポスターを貼り直しました。

東京都が新しい再開の条件を示しました。しかし大阪と違って、東京都は国が宣言解除しない限り、再開に踏み切らないという考えです。そうすると、GW明けの5月7日からの今日までの10日間、新しい生活が試されています。結果が出るのが21日。国と都の基準をクリアしていますように。もう、データはわかりません。母数のない割り算をいくらやっても、どこまで推論しても、波の上下しかわかりません。波の高さがはっきりしないので。ですから祈るしかありません。

でも皆さん、めげずに頑張りましょう。うちの職員も一生懸命、慣れない動画をテレワークを駆使して撮影したり編集したりしました。少しでもテレワーク・ウィズ・チャイルド(チルドレン)のサポートになれたら嬉しいです。また手作り遊具や、親子フラワープロジェクトなど、保育園に行く機会を増やしていきますので、園の再開までを乗り切りましょう。当面、21日までのあと1週間を、ぼんやりと期待しておきくことにしました。あくまでも、ぼんやりと。期待外れになっても落胆しないように。

昨日のテレビで、養老孟司さんが言っていました。「人間のゲノムの3〜4割はウィルス由来です。もともと、私たち自身がウィルスでできている。いかに手なずけるかです」と。

 

つなぐ・つながるプロジェクト

2020/05/14

昨日13日に始まった「オンライン保育園」で、早速、保育園に親子で顔を出していただいたり、お手紙を持ってきていただいたりと、活発な反応が始まっています。2ヶ月近く会っていないブランクは、子どもやご家族によって違いますが、少し照れたり、恥ずかしそうだったり、あるいはすぐに自慢の宝物を見せてくれたりと、エア握手やマスク越しの挨拶で、つながりが戻ってきました。

◆動画は2種類 「クラスブログ」と「行事」

オンライン保育園で提供する動画は、2種類あります。一つは、朝の会やいただきますなど、生活の節目節目でやってきたお集まりの動画です。「クラスブログ」のホルダーから見ることができます。

これは、子どもたちなら馴染みのある、歌やフレーズがあって、きっと思い出してくれるはず。名前を呼んで出席をとるクラスもあります。これを親子でみるときは、これから遊ぼう、これから食事にしようというタイミングで上手に使ってみてください。

もう一つは、遊びや食事、運動、手洗いなどの動画です。こちらは「行事」のホルダーをみてください。クラスにこだわらず、色々な楽しい動画を盛り込みました。こちらは、何かヒントが欲しい時にどうぞ活用してみてください。

◆保育園へ行きたい!と思ってもらうために

本日夕方にアップした動画とお知らせが「親子フラワープロジェクト」です。これは、保育園でお花を用意しますので、朝7:30〜9:00の間に、親子で取りに来てください。実費あり。詳しくは「園からのニュース」をご覧ください。

 

いろいろな思いを保育園のポストへ

2020/05/13

オンライン保育園2020

〜つなぐ・つながるプロジェクト ⑤ 〜

お散歩のついでに・・・色々な思いをポストへどうぞ!

先生へのお手紙です!

お友達へ渡してください!

こんな絵を描いたから保育室に飾って欲しい!

ホームページからこんなメッセージを伝えて欲しい!

色々な思いを、先生へ、お友達へ、他のご家庭へ届けよう!

 

2020年5月13日開局

 

オンラインとリアル登園で生活にリズムを

2020/05/13

本日13日、オンライン保育園を始めます。

オンライン保育園 OPEN

名前は「オンライン保育園」ですが、登園する生活リズムを取り戻すために、三密にならないようにしながら、保育園のベランダや屋上に来ていただく「リアル登園」も行います。家庭と園の生活をつなぎましょう。

その趣旨を動画で説明しましたので、親子で一緒にご覧ください。6分ぐらいです。「園からのニュース」でご覧ください。

 

top