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園長の日記

涼しい地下道から秋葉原公園へ

2019/05/27

■汗を上手にかく身体に
汗をかける夏モードの体に。猛暑日が続く異常気象の中で、「まだ体が冬モードで汗をかきにくい体のままでは熱中症になりやすい」とニュースで注意を促しています。
夏モードの体にするには、歩いてうっすらと汗をかくくらいの有酸素運動をしたり、毎日お風呂に入って汗をかくなどが有効だそうです。
でも、子どもはまだ十分に汗をかく機能が発達していないので、熱が身体に溜まりやすく、暑過ぎる日に外にでるのは危険です。環境庁が毎日、刻々と公表している「暑さ指数」(WBGT)を参照しながら、外遊びの可否、散歩先の選定をします。
■涼しい地下道を歩いて
今日のように暑い日は、午前中でも長く外を歩くのは危険です。予定の美倉橋東公園への散歩を変更して、冷房の効いた地下鉄の地下道を散歩しました。和泉橋を渡り、日比谷線の5番出入口から地下へ。「さあ、ここからは一本橋だよ」と小林先生が言うと、2人で繋いでいた手を離して一列で階段を降りていきます。
書泉ブックセンターの交差点の横断歩道は渡りたくありません、地下が安全です。地下道の壁に「スイミー」を発見。その「まとまると強い」というメッセージを見て「わらすのみんなが、まとまって歩くと車に強いって、坪井先生が言ってたよ」という話に。
バス遠足が雨になったら、上野の科学博物館に行く計画もあるので、今日は乗り降りの練習も兼ねてエレベーターに乗ってみました。乗ったら跳ばない、ドアを触らないなどのルールを上手に守って、地上へでます。
■秋葉原公園で初めて遊ぶ
幸いなことに、秋葉原公園は人がいません。通勤ラッシュの時間でもなく、月曜日の午前中、しかもこの暑さ。自転車もほとんど通りません。子どもたちは、木陰でお茶を飲んで休憩した後、自然とちょっと、鬼ごっこぽく走ったり、花壇でてんとう虫やモンシロチョウを見つけたり、植木の囲い棒に座って休んだりしました。
また、一つ、地域の居場所が見つかりました。子どもたちの集団行動スキルは、どんどん向上しています。

親子遠足こぼれ話し

2019/05/26

■果樹園
「ここに果樹園があるよ」。遠足のルート探しの時のこと。表札屋さんの店主が通りに出てきて教えてくれたとき、内心「やった〜、やっぱり歩いて探せば、おいしいスポットがあるじゃない!」と思い、「どこだろう?こんなところに、果樹園が」と、小林、遠藤、牧野、私の4人は、あたりをキョロキョロ。件の店主は、どこみてんのさ、といった風に「これ、これ」。私たちが立っている目の前の木を指差して「これが甘夏、巨峰、そして・・」と説明してくれた。「もっと早く来れば、下の方にいっぱいなってたんだけどなぁ」と、キョロキョロと気づかない私たちの方が、もしかしてイケナイ?かな、とチラリと感じてしまい「ああ、これが果樹園ですねー」と、いいもの見タァ!感をメいっぱい出して「あー、なるほど、そういうことですね〜」って店主のユーモアに笑って感心してました。しばらくして、牧野先生が小さい声で「園長先生、ブドウって言っちゃ、ダメですよ」、と言ってくる。「ブドウがあるなんて、楽しいなぁ」っていったら即「巨峰」って修正されたらしい。笑。ダイジですね、そういうことろ。失礼しましたぁ!
■リバーサイド万世橋
万世橋警察署の中を貸してもらえるかどうか。「貸してもらえたら、すごいよねー」と、係とハシャイでいたときは「ダメ元で聞くだけ聞くか」と電話してみたら、あっけなくOKが出て、ちょっと拍子抜けしたぐらい。
聞いてみなければわからないことは、それに留まりません。ピーポ君はてっきり「ピーポーピーポー」の音が由来だと思い込んでいたら違うというし、(確かにあの音は救急車なんだから、消防署でしょ。答えは、ピープル・ポリスの略です)警察版ゆるキャラ・マスコットは、47都道府県別に全部あると言うし、びっくり!その名前もまた謎です!!
さらに聞いて「へーっ!」って思ったのは、警察署の各階フロア案内版に「リバーサイド万世橋」の文字が上部階に並んでいます。実はこれ「住宅フロア」なんだと。警察署の上が住宅。これは絶対泥棒に入れられない究極の安全地帯。どんな人が住んでいるんでしょう。興味津々です。この話、私は知っていたので、一緒に行った先生に聞いても「えっ〜?なんだろう?」と思いつかない様子。正解を警部補に教えてもらうと、住んでいるのは警察署職員だと。なーんだ、独身男性警察官の宿舎ってことかぁ。ちょっと、私の早合点でした。

親子遠足で生き生きと輝いた人と街

2019/05/25

5月25日親子遠足
保育園ができる前から何度も歩いたこの地域が、同じ地域なのに、私には人と街が生き生きと輝いて見えた一日でした。以前と受ける印象が全く違いました。モウモウとタバコの煙が立ち上ってた喫煙所が親子遠足のスタート地点になり、万世橋警察署の玄関ホールが休憩所に変わり、馬の水飲み場が涼を取る場所となり、和泉公園が弁当を広げ、親子触れ合いレクを楽しむ場所になりました。秋葉原で保育ができるんだろうかと考えていた時期が、嘘のようです。やってみれば楽しいものでした。皆さんはいかがでしたでしょうか。地域の再発見と先生や保護者の皆さん同士の親睦の機会に、多少なりともなったでしょうか。体調を崩して参加できなかったご家庭もあり残念でしたが、また楽しい行事を用意しますから、楽しみにしてください。
今日は暑いなか、お疲れさまでした。今日、明日とゆっくり休んで疲れをとってください。月曜日、また元気にお会いしましょう。
 
■ファミリーバザールの会場が、こんなに混んでいるとは!「初日の午前中は大丈夫でしょう」の言葉を信じたのが大間違いでしたね。ごめんなさい!事情をよくご存知の方に教えてもらうようにしなきゃ。これが反省の一つです。
■たっぷりとのんびりの2コースを選んでもらいましたが、今日のように暑い日は、短いルートにするといった用意をするべきでした。
■神田リバーサイドプロジェクトとの連携を強化して、フェリーでの親子遠足をやってみたいと思いました。フェリーでどこかへ出かけて、フェリーで戻って来れたら最高ですね。

親子遠足で暑さ対策の「お知らせ」

2019/05/24

■暑さ対策をお忘れなく
明日25日の親子遠足は、暑さに見舞われそうです。本日、臨時のお知らせを配ります。すでに昨日は全国的に熱中症での救急搬送がニュースになっています。
(1)熱中症対策は、こまめな水分補給。発汗が多いときはミネラルウォーター。帽子、日傘、扇子・うちわ。朝ごはんを、しっかり食べて、十分な睡眠時間取りましょう。
(2)親子遠足は話をしながら、楽しくぶらぶら散策ですから、体調に不安があれば途中まででもOKです。チェックポイントによっては、建物の中での一休みもOKです。
(3)休憩、トイレは以下にお願いしました。
■和泉橋出張所 1階のトイレを使えます。所長さんから警備員の方も了解済みです。
■万世橋警察署 1階の玄関ホールを親子遠足で借りました。トイレ、自動販売機もあります。
■GRIDS AKIHABRA (美倉橋東児童遊園の隣のホテル)1階に喫茶コーナーがあります。ただし、滞在はカフェを利用する場合だけですが。

https://www.grids-hostel.com/hostels/akihabara/jp/

ルールは守るといいことがある

2019/05/23

■ルールは守ればいいことがある

「いいですか、大人になったらね、自動車に乗って自由にいろんな所に行けるんだよ。でもね、守らないといけないことがあるんだけど、それはなんだと思う?これをちゃんと守れば、自動車で行きたい所に行くことができるんだけど」
こんな話を昔、子どもたちにしたことがあります。
「それはね、信号を守ることです。青信号は進め、赤信号は止まれ、だよね」
子供たちは、うんうんと納得します。交通安全指導の話ではありません。ルールを守れば、やりたいことが実現すると言うことを伝えるための話です。やりたいことをやるには、お友達のやりたいこともできるようにする必要があります。そのためにルールというものがあることをわかってほしいからです。ルールはどこからか勝手にできるものではなく、それを守ることで良いことがあると言う経験が必要です。
■「ルールは守ればいいことがある」が嘘にならないように
この話を思い出したのは、信号を守らない交通事故が後を絶たないからです。子どもに「青信号は進め」とだけ教えるとはできません。昔から「青信号でも、本当に車が来ていないか、右左をよく見てから渡ろう」でしたが、今はその切実さが違います。
さらには、赤信号だからと歩道で待っていても、事故に遭うとしたら、どうしたらいいのでしょう。柳原通り全てとはいいませんが、せめて園のまえや、車が侵入してくる交差点のそばにはガードレールを付けて欲しい。ヒューマンエラーのリスク削減の原則は、意識改善ではたりず、物理的な改善が必要だからです。

東京都の行政説明会(5月22日)

 

交通事故で子どもや親が巻き込まれて死亡する事案が相次いだことから、東京都が危険箇所の再点検に乗り出しました。そこで、警察署と千代田区に保育園から改めて要望書を出すことにしました。「ルールを守ればいいことがある」と教えられることが、続きますように。

ぜひ「早寝早起き」を!と園医さん

2019/05/22

■就寝は「遅くとも9時までに」と
子どもの心身(心と体)の、健康な発達のためには、適切な睡眠覚醒サイクルが重要ななことがわかっています。よく言われる「早寝早起き」のことです。今日の全園児対象の健康診断を終えて、園医さんからその結果報告を伺いました。その話のなかで「就学まえの幼児は夜8時に、遅くとも9時までには寝かせてほしい」といわれました。うちの園が2時間延長の夜8時30分まで開園していることは、ご存知です。それでも、睡眠と覚醒のリズムが、子供の発達に大きな影響を与える事を考えれば、そうしてほしいとおっしゃるのです。
■日本で初めての小児神経科の園医さん
1973年に日本で初めて小児神経専門のクリニックを開業したのが、瀬川昌也先生。2014年に他界されました。瀬川先生は「小児神経科」が診断を確定できるには「小児神経学」の研究が必要との考えから、臨床研究を世界的に展開し、睡眠サイクルの乱れが、ある病気の要因になっていることを突き止めた(瀬川病)のでした。その医療姿勢を受け継いでいるのが「瀬川クリニック」です。
今日の全園児健診で、身体所見には問題がなくても、神経科医から診察すると、気がかりな面も診えてくるといいます。もし自分の子どものことで気がかりなことがあれば、優先的に診察してもらえます。担任まで、ご相談ください。

散歩ギャラリー12ナズナ

2019/05/22

5月22日

散歩ギャラリー12  ナズナ
ご存知、ペンペン草。雑草の代表格というとナズナに失礼でしょう。春の七草ですから、食べられる草ですし、もう一つの別名が「貧乏草」という命名も、いったい、どうしたことでしょう。
余談ですが、雑草観察が趣味になると、最初は雑草なんて言えなくなって、そのうち、愛着を込めて雑草と言いたくなり、そのうち「まぁ、どう括ってもいいや」となってきます。
「・・・ペンペンとは、三角形の実の形が三味線のバチに似ていることから、三味線の音にちなんで、ペンペン草と呼ばれている」
おぉ、断定している!〜とされている、とか、〜といわれている、じゃないぞ。ホントかなぁ?
ただ稲垣さんは、貧乏草の命名由来について「庭や畑を放っておくとすぐに繁茂するので」としながらも、家が落ちぶれても屋根にナズナは生えにくい、『屋根にぺんぺん草が生える』というのは間違った語用だというから、楽しい。
・・・ナズナの種は風で舞い上がったり、鳥に運ばれたりすることはないそうで、痛んだかやぶき屋根に生えたのは、その高さまで飛ぶことができるのは、風に乗せて綿毛で種を飛ばすことができるホウキギクなどキク科の雑草。・・・
花言葉は「全てを捧げます」です。どこかで使ってみたい?かった?かも?

散歩ギャラリー11 スミレ

2019/05/21

〈 お知らせ〉再掲

■5月22日は全園児対象の健康診断です

5月22日(水)は全園児対象の健康診断があります。午前中9時30からです。健康診断(内科)は、0歳児(ちっち組)は毎月ありますが、1歳児以上になると年2回で、今回のはそのうちの1回目です。病気などでない場合は、出来るだけ登園してください。

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5月21日散歩ギャラリー  11  スミレ

スミレが雑草?そう思うかもしれません。昭和天皇は「世の中に雑草と言う植物はありません」とおっしゃいました。ここで紹介している雑草は、雑草を愛している稲垣さん、自称「みちくさ研究家」を導き手としています。その本の「道端で見られる雑草」の1番最初に紹介されているのが、実は「スミレ」でした。キャッチフレーズは、「野に咲く花のシティライフ」とあります。「・・・野山に咲くイメージがあるが、コンクリートの割れ目や石垣の隙間など、街の中でもよく見かける・・・」
そうなんだ!そう思って街中を歩いていると見つかりました。たしかに、よく見かけます。すみれを見つけると、心が弾みます。どうしてなんでしょう。
『子どもに教えてあげられる散歩の草花図鑑』の著書で、気象予報士の岩槻秀明さんは、その図鑑のなかで「菫色と称される濃厚な紫色の花を咲かせ、その可憐な姿は多くの人を魅了してきました」と書いています。これを見れば、子どもも「わぁ、きれい!」というだろうなあ。前回のチチコグサモドキには、申し訳ない気がしてきた。
属名のラテン語Violaは紫色を意味します、そしてスミレの小種名mandshuricaは「満州の」の意味です。日本に自生するスミレの仲間は、約60種あるそうでコスミレの小種名はjaponicaで「日本の」の意味で、同じくノジスミレのそれはyedoensisで「江戸の」という意味だそうです。だんだん、日本の花らしい話になってきました。

散歩ギャラリー⑩チチコグサモドキ

2019/05/20

散歩ギャラリー ⑩チチコグサモドキ(父子草もどき)

母と子の花があるなら、父と子の花はないのだろう?ちゃんとあります。チチコグサです。でも数が減って、あまり見かけなくなったそうです。そのかわり急激に増えているのが北米原産のチチコグサモドキです。確かにいっぱいあります。ちょうどこの時期は、紫褐色の小さい花を盛んに咲かせ、すでに小さな綿毛が惚け立ち、茶色く枯葉のように見えます。春から秋にかけてずっと見られます。
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■親子遠足とファミリーバザール
夕方から久しぶりの雨模様ですが、親子遠足のある25日(土)は、晴れそうです。昨日「お知らせ」しましたが、この日は、岩本町三丁目町会と東神田町が実行委員会を担う「ファミリーバザール」の初日で、やっぱり晴れて欲しいですね。
このバザール、年2回やっていて、昨年11月に参加してみると、凄い人出で、竹下通り状態だったので(若い人はあまりいないんですけど^_^)、親子遠足は、最初計画していた時は、柳原通りは避けた方がいいかなぁ、と遠足係と話していたんですが、神田祭のとき、バザール実行委員会の事務局の方と親子遠足の話をしたら、「タイアップして何かやりたいですね」ということになりました。
今回は、タイアップといっても、何かあるわけでもないんですが、まあ、お互いに気持ちはタイアップ、というか、同じ場所で同じ時間を共有することにしました。「バザールの初日の午前中の早い時間なら、ちょうどいいんじゃないな、車も入って来ない歩行者天国だし」(実行委員会)ということで、親子遠足は、柳原通りはコースに入ります!
■ゾーンについて
今日、幼児クラスの子たちが、ダンゴムシを虫眼鏡で観察することが、遊びになっていた、という報告があります。これを読んでいて大切なことを思い出しました。子供の経験の質が良いと言う時、大抵子供は熱中しています。何かに夢中で取り組んでいる時、それは生活でも遊びでもないのかもしれません。いや、確かに遊びであり生活ではあるのですが、それをもっと超えた何か、別の次元の営みだと言う気がします。大人でも、熱中してやっている仕事は、もはや仕事と言うよりは遊びに近いと言うことがあります。やりたいことに意識や体が集中して、没頭している状態を、スポーツではゾーンに入るといいます。この場所のことでありながら、より大事なのは、精神状態としてのゾーンです。このゾーンのことを、私たちは保育の中で実現させていきたいと考えているのです。

散歩ギャラリー⑨ハハコグサ

2019/05/19

散歩ギャラリー⑨  ハハコグサ(母子草)
今日は日曜日。ちょうど1週間前は神田祭でしたが、その日、12日は母の日でもありました。日本人が自然に対して抱く情緒は、優しいものが多いのですが、草花から受ける印象と名前が一致するものと、そうでないものとがありますよね。
このハハコグサの写真は、保育園の東側の花壇です。撮影は5月10日です。(ちょっとピンボケ)
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この「母子草」は、花と印象と名前が一致します。葉は柔らかく、薄く産毛のような毛に包まれています。花は淡い黄色で、茎と葉がゆらりと丸みを帯び、名前をつけた人ば、全体の姿を見て子どもを抱く母親をイメージしたのかな、と思います。
・・・しかし、実際には、綿毛の種子が「ほうけだつ」ことから、あるいは「葉の毛がほうけだって見える」ことから、ホウコグサ呼ばれていたのが転じてハハコグサになったとされる・・・(『散歩が楽しくなる雑草手帳』(稲垣栄洋))んだとか。
それでも、「転じて」母子草とよぶようになる経緯には、雛祭りの風習と関係しているというから、話は一気に民俗史と関わってきます。なぜなら、ハハコグサは、あの春の七草の「ごぎょう」のことなんです。
「せり    なずな
ごぎょう    はこべら    ほとけのざ
しずな    すずしろ    これぞ七草」
「御形」 は厄除けのために川に流した人形のことですから、その人形の姿に似ていると思ったのかもしれません。雛祭りに人形が飾られるようになっていく物語に母子草が登場してくるというのは面白いですね。
ちなみに花言葉は、「いつも思う、優しい人、永遠の想い、温かい気持ち、無償の愛」です。やはり親が子を思う気持ちと重ね合わせたのでしょうか。
自宅の近くで、撮り直しました。
左はチチコグサモドキ。次回、紹介します。
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