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園長の日記

新入園児の健康診断がありました

2025/02/19

当園の園医さんは瀬川記念小児神経学クリニック(星野恭子院長)です。保育園は赤ちゃんの健康診断を、毎月1回、園医さんに来ていただいて実施しているのですが、今日は4月から新入する予定の赤ちゃんも健診を受けてもらいました。

保育園は乳児から幼児まで、就学前の乳幼児が生活します。健康で安全に過ごせるようになっているのが保育園です。そのためには、子どもたちの様子を具に観察し、すこしでも異常があれば、それを気に留めてその変化を把握しながら過ごしていきます。ふだん、この子はこんな様子、ということを理解して、それに比べて気になることがあれば、親御さんと伝え合います。

そして私たち職員の観察だけにとどめず、専門的な小児科医の立場から、乳児は毎月1回、1歳児クラス以上は年2回の健康診断をしています。こうして子どもたちが健やかにのびのびと生活できるようにしていきます。

 

すいすい親子遠足で思い出作り

2025/02/18

年長組の親子と担任と私で弁当をもってバス遠足にでかけました。企画は親御さんたちです。卒園まであと少しというこの時期になると、素敵なことたくさんしてあげたいなあ、という思いから実現したものです。ほんとにありがたいことです。

バスの中でのクイズもお母さんのオリジナル。目的地の公共施設では、親子でネットの上を走り回ったり、実験キットのようなことを楽しんだり、プラネタリウムをみたり、お弁当をたべたり、広い公園で遊んだり、親子で楽しい時間が過ごせてよかったです。いつまでも忘れられない思い出になったことでしょう。

お雛様の人形を子どもたちが「おもてなしの気持ち」で飾る

2025/02/17

毎年恒例になっている屋上へつながる階段に、お雛様を飾りました。しかも、今年は年長さんに頼んでみたら、ほぼ自分たちだけで飾れてしまったので、びっくりしました。完成写真と見比べながら、並べたそうです。人形の衣装や持ち物もだいたい、合っていました。

飾る様子を主任が動画にとって、おやつの前の時間に上映しました。

4歳の子も加わっていたのですが「簡単だった!」と自慢げです。私は工夫したところを聞きたかったので「上の方からやっているね」というと「そうしないと、下からやると歩けなるなるから」と、飾る順番を意識したことをMくんがしっかりと説明してくれました。

実習生との対話

2025/02/16

〈保育や教育の実践は、無数の要素が積み重なり、長い時間をかけて変化する。理論や助言は表層に過ぎず、現場の工夫が、本質的な変化を生む。一律の模倣は、硬直化を招くため、響き合いながら少しずつ前進することが肝要である。〉

私は1990年代の半ばから保育の現場に入り、約30年経とうとしていますが、本当に徐々に変わってきたんだと言うことを実感します。硬直化を防ぎながら響き合わせること。その例を挙げればキリがありませんが、ちょうど昨日、実習生と話をしていて、保育事例の考察が書けないと言う相談に応じていた時、そのやりとりの中にも〈ゆっくりと現実が変わっていく実例〉がありました。

実習生の彼女にとって、保育園で子供が過ごしているという、目の前で生起している世界から、何が見えてくるかは、彼女のそれまでの歴史やら、学びの履歴を含む個人的な事情があって、その上での、彼女の見え方というものがあり、見えにくさと言うものがあり、何をどう考えたらいいのかと言う困惑があります。

そこでのやりとりに、保育の理論や言説をそのまま言葉にしたものでは、通じないと言う場合もあって、彼女の立っている世界から共に歩んでいくような対話をいかに作り出すかと言うことを工夫しあいました。

彼女が書こうとしているエピソードが、印象的だったと言うので、何がどう印象的だったのかを一緒に考えたのですが、「このあたりから掘り進んでいったら、いいんじゃないか」と、良さそうな場所を探り当てるのは、私が彼女の世界に想像たくましく歩み寄っていくことが不可欠で、言葉づらの保育理論は、まだ遠くにあって、歯が立たないといった事は、経験者ならよくある話だろう、と。

そもそも、意味とはなんだろうかと言ったことや、印象的であると言うのは、どういうことなんだろうと言うところから語りあったのです。

冒頭の文章は、もっと長い文章を私が勝手に要約したものですが、その長いもとの中には、次のような文章もあり、実習生とのやりとりを思い出したのでした。

・・・ゆっくり日本中で無数のそれぞれの保育者と教師たちが苦闘していく先になにか開けるのかどうか。その苦闘がなされ、そこに響き合いがおこり、それを通して波及していく過程であり、そこにわずかに参加することが研修やら実践研究やら助言の役割なのである。・・・

ここに想定されている話は、国全体を動かされているような方の実感としての話なので、実習生との対話などは、象とアリほどの違いがあるのですが、趣旨を拡大解釈すれば、あい通ずる話なんだろうと思った次第です。

とにかく、毎日のほんのわずかな工夫や改善や共感が大きなタンカーを動かしていくのでしょう。もし一気に変えたいと思っている人が、そういうとは現実的なことではないと気づいても、だからこそ、地道にあきらめないで続けることがとても大切なのでしょう。

入園説明会をひらく

2025/02/15

4月に入園する方のための説明会をZOOMで開きました。

(2025年度版の「園のしおり」はホームページの「各種申請書類」の中にはいっています。新年度用が全部揃ったら改めてお知らせします。)

今回は一次選考で入園が決まった方々でしたが、今月末に二次選考の追加がある予定です。

軽井沢風越学園の本城さんの講演をきく

2025/02/14

軽井沢風越学園理事長の本城慎之介さんの講演を聞きました。この学校はコロナ禍が始まる2020年度にできたのですが、話題になり続けていて、入園・入学したい人が増え続けている状況です。コンセプトづくりに関わった苫野一徳さんがずっと唱えている3つのこと(2025年1月31日の「園長の日記」)が色濃く反映されています。講演は保育教材教具の企画販売大手のジャクエツが開いたもので、あそびのなかに「3つの移・異・違」を持ち込む方法を提案されていました。本城さんの話を聞いていると、昨年9月になくなった松岡正剛の編集工学の用語が使われており、きっとISIS編集学校にも関わりがあるのかもしれません。

ほうれんそうなど3種の葉菜類を食べてみたら・・・(東京すくわく)味の探究

2025/02/12

「ターサイがおいしかった人?」は〜い!

「ゆきなが美味しかった人?」は〜い!

「ほうれんそうがおいしかった人?」は〜い!

・・・2歳児クラスの子どもたちが、みんな「は〜い!」とどれかに手をあげていました。どれも青やさいなのですが、大抵は嫌いな子どもたちがいそうなものでしょう?それが好きになっていった活動が以下です。

2階に掲示してありますが、写真と説明書きをそのまま、写真も加工せずに、ホームページの「にこにこ組」のブログ(パスワードが必要)に載せましたので、そちらでもご覧いただだけます。

以下はその掲示内容、です。名前はイニシャルに変えました。

 

🔳【2月は緑のはっぱ「葉菜類」にチャレンジ!】

8月から始まった食育活動も今月で7回目となりました。

これまでは、なす、きのこ、れんこん、かぶなどを取り入れてきましたが、2月は、野菜の中でも子ども達の苦手意識が強い“葉菜類”をテーマとしました。

・中国の代表的な野菜「ターサイ」

・雪の中で育つ「雪菜」

・ほうれん草です。

この3つの葉菜類を食べ比べしました。

食育活動が大好きなSくん。活動が始まる15分前から手洗いを済ませてスタンバイ!

🔳【緑の野菜は苦手という先入観  面白そうな体験から苦手な野菜に親しむ】

「ほうれん草ってどれか知ってる?」

「これー!」とそれぞれ指をさして教えてくれました。

どれも緑色で、葉っぱの形も似ているので、たくさん並んでいると、区別をつけるのはなかなか難しい。

「ほうれん草はこれだよ」と見せててもらうと、子どもたちは触ってみたくて、すぐに手が伸びていました。

【緑の野菜は苦手という先入観 面白そうな体験から苦手な野菜に親しむ】

「葉物系は、扱うのが難しい」と江口さん。

子ども達は、緑・葉っぱが見えると、やっぱり(参加するのを)やめると言う子も多いようです。

“葉菜類=苦い、美味しくない”という先入観をどういう風に子ども達が「食べてみようかな」という気持ちに向かっていくか・・

そのきっかけの一つが、「洗う・ちぎる」といった調理のお手伝いのような活動でした。

洗う、ちぎるという身体的な動作の中で、子ども達が、野菜=苦手な物という意識を忘れて、ちぎるという動作に夢中になっていく。

そこから、面白そうだな。食べてみようかな。と、いつの間にか“食べたくない”という壁を越えて、

「あれ?食べてみたら、なんだか美味しいかも」と、子ども達が野菜に対する新たな感覚を重ねていく。

今回、にこにこ組でもそんな風に子ども達の姿が変わっていった場面がいくつもありました。

今までは、積極的に参加していたHちゃんも緑の野菜を見たら、なんだかそわそわ。苦手だなという気持ちがあったようす。だけど、保育者と一緒にちぎってみると、そこからちぎることに夢中になって、参加し始めていました。

🔳【【ぼくのにがてなやさい】

そら先生が、布をめくって、緑のお野菜が見えると、 ササーとお部屋に戻って、電車で遊び始めるYくん。 始まる前までそら先生が、準備する様子を嬉しそうに覗きに行っていたけれど・・。 「どうしたの?」と聞いてみると、 「ぼくの苦手なお野菜だから、遊んでいるの」と話してくれました。

Yくんの中で苦手スイッチが入っていたようです。 「ちょっとだけみんなの様子を見てみるのはどう?」と聞くと、 「それならいいかな」と思ったようで、後ろの方から調理の様子を見ることに。ちょうど油がじゅわ~っと跳ねたり、香ばしい匂いがしたり・・お友達の楽しそうな雰囲気につられて、炒める様子を見入っていました。

写真(焼いているところを見ている)

食べる時にも、席から離れたところで、みんなの様子を見ていたのですが、自然とお皿の方に手が伸びていました。 ターサイの茎の方を少しだけ味見してみると、 「思っていたよりも美味しい」と感じて、よそってもらったものを次々と食べ始めていました。

Rくんも、一口目を食べるときには、なかなか手を付けられずにいました。周りのお友達が「おいしい。おいしい」と食べているのを見て、パクリ。 いつの間にかお皿の中が空っぽになっていて、驚きました!

炒める様子を見ていた時。「なんだかわくわくするね」「おいしそうだね~」とつぶやいていたRちゃん。Rちゃんのその一言は、これまで重ねてきた活動を通して、野菜を食べる楽しみ、美味しい感覚を身体が感さじているからこそ自然と溢れていた言葉だと嬉しく思いました。

【いただきま~す】

3種類の野菜を食べ終えても「まだ食べたい」とおかわりを リクエストするにこにこさん。

おかわりは、3種類から自分が好きな物を一つ選ぶことに。

「雪菜がいい~」「ぼくはターサイ!」と次々に野菜の名前が出てきて 驚くとともに、子ども達が3つとも食べた中で、自分が好きな野菜を選んで伝えていることにも感心しました。

野菜をよそってもらうと、ひときわ大きな声で「いただきま~す」の声。 さっきまで、苦手だと言っていた葉菜類を前に、自分から「いただきます」 をして、満面の笑みで食べ始める姿になんだかあったかい気持ちになりました。

周りの子達もその声につられて、「いただきます」のオンパレード

今日の「いただきます」は、心から野菜を食べたくて、やっと焼き上がった野菜が食べられることへの嬉しさが表れて自然と溢れ出てきたように感じます。

食育活動の振り返りでも この姿が、本来の「いただきます」の意味だよね。と大人の方が子ども達からたくさんのことを学んだ一日でした。 食べ終わると、「めっちゃおいしい」とお馴染の嬉しい一言も。

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【午後の振り返りから】

先生コメント

日々の昼食での緑の野菜への苦手意識を少しでも無くすことができればと思い、思い切って提案した素材でしたが、そら先生がお料理すること、そして今までの“食べてみたらおいしかった”という経験により苦手な子もパクパク食べるという感動的な瞬間もみられ、嬉しく思いました。塩で味付けし、炒めることにより素材の甘みが引き出され、「めっちゃうまい」「もういっかい(たべたい)」という声が出て、「おかわりしたい人?」との問いかけに、ほとんどの子が椅子に座り待っていたというのは驚きでした。野菜への見方が変わり、家庭や保育園での食事でも食べてみようかなとプラスに思える子が増えれば幸いです。

先生コメント

野菜といえば!と言われても、たくさんの野菜がでてきますよね♬にこにこさんは、これまでの食育活動を通して、たくさんのお野菜さんと出会い、触れ合い、そして、味わってきました♬今回は、葉菜類。そら先生が出してくれたのはー?! ターサイ、ゆきな、ほうせんそう!この3つの野菜に共通して言えるのは。。。なんでしょうか? 大人の私たちも、知ってるのは、ほうれんそう!という人も多いのではないでしょうか(笑)そして、野菜のイメージの色は?と問われると。第一感で、緑という言葉を連想してしまう人も多いのではないでしょうか?日々の昼食でも、苦手に思っている子どもたちは、たくさんいます。。その中、子どもたちは、今回の食育活動も意欲的に取り組んでいきます。野菜の概念が子どもたちにとっても、やだー苦手ー!という思いから、あ、美味しそうかも、食べてみようーという、変化が伝わってきました!!♪♪

先生コメント

今回の「葉菜類」は、クラスでも苦手な子が多く、担任から江口さんに提案した内容でした。今までとは違った姿があるのではないか。食べてくれるのだろうかと思っていたのですが、子ども達は、いつものように前のめりに参加している様子がありました。その中でも苦手意識を持っている子はいたのですが、「きっと今日も美味しく食べられるのだろう」という野菜に対して良いイメージがこれまでの体験からしっかりと積み重なっていました。それくらい、子ども達の感覚は繊細で、子ども達の「わくわくするね」「もっとたべたい」という言葉からも感じます。今まで食べてきた野菜の「美味しい」という味の感覚を覚えていて、炒める匂いや油が跳ねる音などからも思い起こされていたのではないかと思いました。それが、苦手な物でもプラスのイメージへと変化されて、「食べてみようかな」という気持ちに繋がっていったのかなと感じました。

コーヒータイムで話題になった「和泉小・いずみ公園の整備計画」

2025/02/12

コーヒータイムでは、その時々の話題が違います。今日は・・・

「いずみこどもプラザが建て替えるらしい」。「和泉公園はどうなるんだろう?」・・・など。

千代田区のホームページにもでていました。

https://www.city.chiyoda.lg.jp/documents/32470/r701gaiyo_1.pdf

和泉小学校・いずみこども園等の施設整備について

・・・・・・

そのほか、今回話題になったのが、次のようなこと。

・住むところが高いよね。子どもが増えるとスペースがたりなくなる。したの子どもが生まれたり、入園のタイミングで引っ越すことを考えてしまう。でも、保育園が好きだし離れたくないから、どうしよう・・・

・千代田区の小学校のことを知りたい。私立を選んでいる方はいるの?

私からは近々「ちよだフードコート」をはじめます、という計画について、話しました。

小学校の生活にそのリズム、あってますか?

2025/02/11

夜の睡眠時間が8時間で昼寝が1時間半だから足して9時間半。足して10時間近く寝ているから大丈夫だろう? そういうふうに考えていたらちょっと危険です。大切なのはあくまでも夜の睡眠です。子どもの夜の睡眠時間は11時間ほしい。子どもの脳は夜作られるのですが、昼寝は夜の睡眠までの補助機能、サポートです。

足して「足りている」というのでありません。でも個人差があるので、次のような様子が「ない」なら、足りているのでしょう。

すっきり自分で朝起きてきているか?午前中に自分から活発に体を動かそうとしているか?保育園に行きたくないなど理由のない登園しぶりがないか?イライラしたりすぐ癇癪を起こすようなことがないか?週末に朝寝坊していないか? もし、夜の睡眠時間が11時間前後よりも1時間以上短くて、このようなことに心当たりがあるなら、夜の睡眠を見直したいところです。

夜の睡眠時間がしっかりとれて、朝から自分でサッと目が覚めて起きてきて、朝ごはんも食べて(朝から食欲があって)、朝に排便もできて、生き生きとしているという状態。これが元気な子です。この状態を作ってあげられるかどうかは、大人が用意する環境、生活リズムに左右されます。

では具体的にどうするか?朝の起床時間を目安として6時50分にカーテンを開けて、遅くともその時間までにはおきましょう。小学校は8時10分ぐらいに学校に着いていないといけないのです。15分前に家をでるとすると7時45分〜50分ごろ。7時起床で間に合いますか?ということです。

ここからはとくに、年長さんに向けての話です。ですか、いずれすべての子どものたちに待っている生活リズムです。

保育園時代は9時半までの登園でよかったかもしれませんが、もし8時ごろに起きて9時に登園していたら、小学校生活のリズムに全くあいません。それを8時に小学校(しかも自分で歩いていく)につくように、かりに1時間ずらすのだとしたら、それは並大抵なことではありません。覚悟を決めて、朝7時前には起きていくように、1週間で10分ずつぐらいずらしてあげましょう。一度にやっても反動が大きくて、うまくいきません。6週間で1時間ずらす。これくらいでどうでしょうか。いまは2月中旬ですから、4月の入学に向けて、あと6週間。最低このタイミングから考えてあげましょう。これだけで、小学校での生活の大切な下準備になっていきます。

仮に4月から親が早く起こしてなんとか学校に到着できても、午前中の授業に気持ちが乗らない、人ととの関係がうまくとれない、前向きな気持ちになれないなどの「小さなこと」がつもり、うまくいかないことが起きやすくなってしまいます。午前中に体を活性化させるのはホルモンのセレトニンです、これがよく出るようにするには朝日をちゃんと浴びて、顔に光をあてること(だから朝やはくのラジオ体操なんて最高!)、必須アミノ酸の入った朝ごはんもちゃんと食べること。それが後で眠りを誘うメラトニンをつくることにつながっていく。

朝7時までに起きて、朝日を浴びて、午前中10時〜12時が1日のゴールテンタイムですから、ここで外遊びをいっぱいやって、昼食後にいったん休憩ないしお昼寝を個人差に合わせてとって(また夕方4時以降の午睡はしない)、おやつをたべて、また遊びに熱中する。

夜8時〜朝7時の11時間。これを難しくしているのは夕方の過ごし方。夕方は夕食以降はテレビを消す。タブレットは覚醒と依存の効果が高いので遠ざける。ブルーライトが子どもの睡眠を妨げるからです。

夕食は満腹を目指して簡素に。大事なのは子どもの話をじっくり聞いてあげる時間をつくること。睡眠先進国の北欧はこれをとくに大事にしているそうです。触れ合いの時間。ここにオキシトシンも役立ってくる。親が忙しいと子どもは落ち着かない。ダウンライトにしてテレビもタブレットもしまって、のんびりとダラダラ10分ぐらい過ごす時間をとる。最初ははしゃぐでしょうが、リズムができるようになると、自ずとあくびが出て眠くなっていくものです。親子で「あ〜幸せ〜」という感じになっていくように。ゴリラの親子がやっているような。私たちの身体は霊長類でできているから。

保育園での様子は保育ドキュメンテーションでお伝えしていますが、そのときのことを「〜したみたいだね」と子どもが思い出すような話題をすると、その話をしだすかもしれません。また保護者の方でも、こんなことがあったのよ、と失敗談とか、おかしかったエピソードとか子どもには受ける、心がほころぶでしょう。

この睡眠講座は毎月開いています。

次回は3月8日(土)にzoomで開催します。

お申し込みは以下からどうぞ。

https://docs.google.com/forms/d/1pCFRbxlgZRvs4wUvuMKpr4WotF-V5otQUwM3ptf4_tc/edit

 

ちゃんと学ぶこと

2025/02/10

すべての保育者に向けて。

大人でも自分の可能性が開かれたと感じる時、大きな喜びを感じます。それは、何事にも代えがたい気づきであり、学びです。そうだったのか!とわかったり納得できたりする事は、自分が生きていく方向性を見出した喜びです。同じような感慨を人類の先達たちは、何度も繰り返し、述べています。

北大路書房から刊行され始めた「主体としての子どもが育つ」シリーズの『保育内容「人間関係」』の終章に無藤隆先生の解説が出ています。子どもの主体的活動ということの本質的な意味がよくわかります。多くの人に、ぜひ皆さんに読んでほしいと思いました。特に見守る保育を大切にしている人たちに、ここに書いてあることを改めてスタート地点として、これまでのパースペクティブを整理し直すと、保育や教育がどの方向に進むべきかが見えてくるような気がします。

「教えること」の再発見と言う視点をもう一度じっくりと考え直す必要があると思いました。

無藤先生ありがとうございます。

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