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園長の日記

2階を「フードコート」に。3月12日に試食会

2025/02/23

🔳4月から保育園の2階を夕方、食事スペースとして開放し、「フードコート」して利用してもらうことを計画しています。

食べ物は持ち込んでもらってもいいのですが、保育園でつながりのある自然食のイタリアレストラン「en」が、水曜日だけデリバリーしてくれることになりました。卒園児の方も利用できます。

https://capolavoro.tokyo/

🔳試食会を3月12日(水)の夕方5時〜6時45分(食べ終わる時刻)に開きます。

スマホで注文できる以下のすべてのメニューを、当日、並べますので、ぜひ味見してみてください。

アンケートをとり、ある適度の数が見込めるなら4月から月2回(原則第2、第4水曜日予定)開始します。

・スマホで注文できる専用のメニューは、以下です。

・内容や価格、子どもも食べられそうか、などをご確認ください。

・他の食べ物を持ち込んで、組み合わせてもらっても全く構いません。

・持って帰っても構いません。

要するに、晩御飯を保育園で食べて帰ろう!と言うわけです。自由にアレンジしてください。

(ただ、食べた後の容器は持ち帰っていただけると助かります。ご協力ください)

【お弁当】8種類

 

 

【パスタ】2種類

 

【副菜】5種類【本日のスープ】

🔳スマホで注文と決裁ができます。

QRコードは、コドモンで後日お知らせします。

🔳このレストランは、高田馬場にあり、すでに姉妹園とは注文と園へのデリバリーを行っており美味しいと好評です。

NHK紅白歌合戦の審査員用に提供したこともあるお店です。テレビでも紹介されたこともあります。

保育には増幅装置があるという発想

2025/02/22

昨日の演奏会のときの子どもの様子を少し話し合ったら、こんな話題がでてきた。あのとき、いろいろな子どもの姿がありました。たとえば年長のYちゃんは、チェロに興味を持ったようだ。私がちょっと片付けをしながら見ていただけでも、チェロのトレモロが鳴って、演奏者に感心されているとき、顔を赤らめて、うれしそうでした。いつまでもやりたがって、年長の担任もやりたくて揉めていたのには笑えました。
さて、こんな意欲的な姿がみられた演奏会だったのですが、これで終わってしまうともったいないですよね。この子どもの湧き立つ関興をどう発展させたらいいだろう?そこを考えるのが保育になっていきます。
ちょうど卒園制作に作りたいものを話し合ってきていましたが、そこでは、個別ではなく共通の具体的な目標に向けて動き始めました。こんなときに、私たち保育者の腕の見せ所となります。その考え方を次の文章で再確認してみましょう。さきほどfacebookにアップされたばかりの無藤隆先生のものです。
<保育者の働きかけとして、最初には環境構成とともに、そこでの出会いの瞬発に気を止め、そこでの子どもの情動の動きを感受することがあるわけだが、その上で、その増幅があり得そうだと感じ取る作業がある。>
ここが大事な保育の作業があるんだと、私たちがよく理解しているかどうか?
<それが面白さの芽生えの引き出し方にある。面白そうだなあと子どもが感じ、保育者がそこに共感しつつやはり面白さを感じる。>
ここは保育の環境構成が、その子にとって、その後の意味ある発展になるかどうかの分岐点だと思います。子どもが何にどう面白いと感じているのか。そこに保育者が気づくかどうか。それに気づくからこそ・・・
<そこからそれをもっと発展させられるだろうかと保育者は瞬間的に思案する、あるいは類似のことを思い出す。そこで子どもの注意をわずかに広げ、あるいはもっとやれそうだという示唆をほのめかす。>
子どもにとって、そのものが身近にあり続ければ、それを繰り返すことができます。
<その次に、子どもが続けてやっていく活動を傍らで見たりして、そこで子どもが目指し始めているようなことがありそうなのか、あるとしてどんなことかを、すぐに干渉を避けて見守る。>
でも、昨日の音楽会のように、昨日触って音を出した楽器チェロやバイオリンは園にはない。ギターはあるけど。では、どうするか?
<つぶやきや動作からイメージが生まれ、それを何とかしようとする気配が出てくるときに、こんなことをやってみたいといった発言や活動への共感を言葉にして、同時に、どうすればいいだろうと、具体的な方策へと子どもの注意を向けることもあるだろう。>
ごっこ遊びなら、楽器作りとか、似たものづくりでその気になって遊ぶことはできるかもしれません。でもあのYちゃんの出会ったことは、代用がきくかどうか? チェロを習いたいといっているそうなので、そこはどうするか?
<そして実際に具体的な目標を持って子どもが動き始めたときに、子どもが困って相談することや、子ども同士で考え込んだり、一人で戸惑ったりしているときに、助けを求めてきたら、応じるよという構えを示す。ヒントとなるようなことは周りに置いてあることもよくあるだろう。
 このあたりに環境との出会いから活動が増幅され、持続し発展していく契機を保育者が担う働きかけが生まれそうだ。>
・・・私たちの仕事は、子どもが世界を出会っていくために「増幅装置」をうまく働かせることなんですね。
ちょうど先日、正月飾りで使った竹を2本いただきました。打楽器として遊んでみたのですが。
これに凧糸を張って、弦のようにして、馬の尻尾の代わりに凧糸との摩擦でうまく音の出る弓がないか考えていたのですが、昨日の演奏会とそのときの子どもの姿から、日本の竹を弦楽器の何かに使えるかもしれないと、考えてみるとワクワクしてきました。

弦楽四重奏を楽しむ

2025/02/21

やっぱり生演奏はいいですね。当園の保育士とその友人らが、バイオリン、ビオラ、チェロ、クラリネットで子どもたちにお馴染みの曲を演奏してくれました。

曲目はさんぽ、小さな世界、雪だるまつくろう、となりのトトロ、ポニョ、夢をかなえてドラえもん、アンダーザジー、カントリーロード。

子どもたちも歌ったり、体を動かしたり、子どもようドラムやマラカス、カスタネットで思い思いのセッションを楽しんでました。

演奏の後は、楽器に触らせてもらったり、音を出させてもらったりしました。

思いがけない豊かな音楽のプレゼントを楽しませてもらいました。

第三者評価のフィードバックをうける

2025/02/20

年末12月24日に訪問調査をうけた第三者評価ですが、本日午後、第三者評価機関から、その評価結果の報告を受けました。保護者のみなさんにご協力いただいたアンケート結果についても報告がありました。保護者のみなさんにはまた後日お知らせします。

新入園児の健康診断がありました

2025/02/19

当園の園医さんは瀬川記念小児神経学クリニック(星野恭子院長)です。保育園は赤ちゃんの健康診断を、毎月1回、園医さんに来ていただいて実施しているのですが、今日は4月から新入する予定の赤ちゃんも健診を受けてもらいました。

保育園は乳児から幼児まで、就学前の乳幼児が生活します。健康で安全に過ごせるようになっているのが保育園です。そのためには、子どもたちの様子を具に観察し、すこしでも異常があれば、それを気に留めてその変化を把握しながら過ごしていきます。ふだん、この子はこんな様子、ということを理解して、それに比べて気になることがあれば、親御さんと伝え合います。

そして私たち職員の観察だけにとどめず、専門的な小児科医の立場から、乳児は毎月1回、1歳児クラス以上は年2回の健康診断をしています。こうして子どもたちが健やかにのびのびと生活できるようにしていきます。

 

すいすい親子遠足で思い出作り

2025/02/18

年長組の親子と担任と私で弁当をもってバス遠足にでかけました。企画は親御さんたちです。卒園まであと少しというこの時期になると、素敵なことたくさんしてあげたいなあ、という思いから実現したものです。ほんとにありがたいことです。

バスの中でのクイズもお母さんのオリジナル。目的地の公共施設では、親子でネットの上を走り回ったり、実験キットのようなことを楽しんだり、プラネタリウムをみたり、お弁当をたべたり、広い公園で遊んだり、親子で楽しい時間が過ごせてよかったです。いつまでも忘れられない思い出になったことでしょう。

お雛様の人形を子どもたちが「おもてなしの気持ち」で飾る

2025/02/17

毎年恒例になっている屋上へつながる階段に、お雛様を飾りました。しかも、今年は年長さんに頼んでみたら、ほぼ自分たちだけで飾れてしまったので、びっくりしました。完成写真と見比べながら、並べたそうです。人形の衣装や持ち物もだいたい、合っていました。

飾る様子を主任が動画にとって、おやつの前の時間に上映しました。

4歳の子も加わっていたのですが「簡単だった!」と自慢げです。私は工夫したところを聞きたかったので「上の方からやっているね」というと「そうしないと、下からやると歩けなるなるから」と、飾る順番を意識したことをMくんがしっかりと説明してくれました。

実習生との対話

2025/02/16

〈保育や教育の実践は、無数の要素が積み重なり、長い時間をかけて変化する。理論や助言は表層に過ぎず、現場の工夫が、本質的な変化を生む。一律の模倣は、硬直化を招くため、響き合いながら少しずつ前進することが肝要である。〉

私は1990年代の半ばから保育の現場に入り、約30年経とうとしていますが、本当に徐々に変わってきたんだと言うことを実感します。硬直化を防ぎながら響き合わせること。その例を挙げればキリがありませんが、ちょうど昨日、実習生と話をしていて、保育事例の考察が書けないと言う相談に応じていた時、そのやりとりの中にも〈ゆっくりと現実が変わっていく実例〉がありました。

実習生の彼女にとって、保育園で子供が過ごしているという、目の前で生起している世界から、何が見えてくるかは、彼女のそれまでの歴史やら、学びの履歴を含む個人的な事情があって、その上での、彼女の見え方というものがあり、見えにくさと言うものがあり、何をどう考えたらいいのかと言う困惑があります。

そこでのやりとりに、保育の理論や言説をそのまま言葉にしたものでは、通じないと言う場合もあって、彼女の立っている世界から共に歩んでいくような対話をいかに作り出すかと言うことを工夫しあいました。

彼女が書こうとしているエピソードが、印象的だったと言うので、何がどう印象的だったのかを一緒に考えたのですが、「このあたりから掘り進んでいったら、いいんじゃないか」と、良さそうな場所を探り当てるのは、私が彼女の世界に想像たくましく歩み寄っていくことが不可欠で、言葉づらの保育理論は、まだ遠くにあって、歯が立たないといった事は、経験者ならよくある話だろう、と。

そもそも、意味とはなんだろうかと言ったことや、印象的であると言うのは、どういうことなんだろうと言うところから語りあったのです。

冒頭の文章は、もっと長い文章を私が勝手に要約したものですが、その長いもとの中には、次のような文章もあり、実習生とのやりとりを思い出したのでした。

・・・ゆっくり日本中で無数のそれぞれの保育者と教師たちが苦闘していく先になにか開けるのかどうか。その苦闘がなされ、そこに響き合いがおこり、それを通して波及していく過程であり、そこにわずかに参加することが研修やら実践研究やら助言の役割なのである。・・・

ここに想定されている話は、国全体を動かされているような方の実感としての話なので、実習生との対話などは、象とアリほどの違いがあるのですが、趣旨を拡大解釈すれば、あい通ずる話なんだろうと思った次第です。

とにかく、毎日のほんのわずかな工夫や改善や共感が大きなタンカーを動かしていくのでしょう。もし一気に変えたいと思っている人が、そういうとは現実的なことではないと気づいても、だからこそ、地道にあきらめないで続けることがとても大切なのでしょう。

入園説明会をひらく

2025/02/15

4月に入園する方のための説明会をZOOMで開きました。

(2025年度版の「園のしおり」はホームページの「各種申請書類」の中にはいっています。新年度用が全部揃ったら改めてお知らせします。)

今回は一次選考で入園が決まった方々でしたが、今月末に二次選考の追加がある予定です。

軽井沢風越学園の本城さんの講演をきく

2025/02/14

軽井沢風越学園理事長の本城慎之介さんの講演を聞きました。この学校はコロナ禍が始まる2020年度にできたのですが、話題になり続けていて、入園・入学したい人が増え続けている状況です。コンセプトづくりに関わった苫野一徳さんがずっと唱えている3つのこと(2025年1月31日の「園長の日記」)が色濃く反映されています。講演は保育教材教具の企画販売大手のジャクエツが開いたもので、あそびのなかに「3つの移・異・違」を持ち込む方法を提案されていました。本城さんの話を聞いていると、昨年9月になくなった松岡正剛の編集工学の用語が使われており、きっとISIS編集学校にも関わりがあるのかもしれません。

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