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園長の日記

毎月第二水曜日が「味・おいしさの探究」と「野菜・果物販売」です

2024/10/13

2つ星レストランでシェフだったフラン料理の調理師・江口颯良(えぐち・そら)さんが園に来て「味の探究」活動をするのは毎月第2水曜日です。

その日は午前中ににこにこ組、午後4時からはわらす組で食育活動をします。またその日の幼児の昼食のときに、ライブ・クッキングをします。旬の野菜を持ち込んでもらい、お昼ご飯の副菜をその場で調理してもらい食べます。

またその日に使った食材にちなんだ野菜か果物を、保護者のみなさんに販売します。予約は前の週の金曜日まで。販売する野菜は健康に配慮した低農薬や有機栽培の、安心安全なものを産地からの直送です。志の高い農家を応援する意味もあります。

現在のような購入希望者数なら、月2回へ増やせそうなので、近くアンケートをとらせてもらいます。

 

幼児たちの「りんごの食べ比べ」

2024/10/12

9日は「味の探究」の日。「これはどんな味がするのかな?」というアンテナの立て方を学ぶ日です。この日の夕方はりんごの食べ比べをしました。あきばえ、しなのどるちぇ、ときりんご、の3種類。

最初に少しずつ食べてみます。比べると味の違いがわかります。甘さや酸味、鼻に抜ける香り、食感などの違いに気づきながら、食べて見ます。

そのあと、子どもが何を食べたかみないように目を瞑っている間に、目の前のお皿に配り、目を瞑ったまま食べてもらいました。

「今食べたのは、ときりんごだと思う人?」と順番に手を挙げてもらい、江口さんが「正解は、、あきばえでした」というと「わあ〜い」と大体みんな当ててました。

一番人気があったのは「ときりんご」でした。ほかのものより少し甘味が引き立って感じるからでしょうか。しなのどるちぇは風味が強く柔らかい食感でした。

あきばえは、カリッとした歯ごたえがあり、酸味もほどよくそのバランスがいいですね。焼きリンゴにするなら、少し酸味のあるものがおいしくなるそうです。

ちなみに小さい子はうまく「もぐもぐ」(咀嚼)しないで、誤って喉につまらせてしまうということを避けるために、給食では出さないように指導をうけています。というわけで、よく噛み砕くことができる幼児で行いました。

 

にこにこでは「きのこピザ」づくりを楽しむ

2024/10/12

果物販売のあった9日(水)は午前中に「にこにこ組」で「きのこピザ」を作りました。8月から始めた「おいしさの探究」は、「とうきょうすくわく」に認められました。今回は3回目なのですが、前回の「きこの」を使って、それを生地に乗せる「トッピング」を楽しんだのです。

9月から「きのこ」には「しいたけ」とか「なめこ」とか「まいたけ」と「しめじ」かあって、それぞれの味を楽しんできました。また、それでできる料理の絵本もよんだりしています。

テーブルを囲んで座ると、小麦粉をまぶしたピザ生地がお団子のように、一つずつ目の前に置かれました。

これを手のひらで押して丸く平たくします。小麦粉ねんどで遊んできたので、それに似ていますが、それよりも水分が多めなので、こねてしまうとベタベタします。

平たくなったら、ソースを乗せてもらい、スプーンで広げていきます。その上に「きのこ」のほかに、トマトとアスパラガス、そしてチーズから好きなものを選んで乗せていきます。

・・・いろんなのができました。もうこれだけで楽しい!という感じです。さあ、オーブンで焼いてもらうのですが待ち遠してくて「まあだかかな?」と調理室まで覗きに・・10分もするとぷーんと「ああ、いいにおい」。

焼きたてのピザを頬張って大満足です。それぞれの子どもたちの味の探究の様子は、別のドキュメンテーションにしましたので、詳しくはそれをご覧ください。そこから3人の姿をちょっとピックアップすると・・

TYくんは頬張ったあとで、口の中の「もの」を「これなんだっけ?」というように取り出して見て「きのこ!」と確認してからまた食べてました。

TRちゃんは、ソースが手について嫌がったのですが、お友達の楽しそうな様子をみてまた戻ってきてトッピングを楽しみ、できたピザをおいしい!と食べました。YYくんは苦手なトマトがこれなら大丈夫だったようで「おいしい」と食べていました・・・

秋の味覚「きのこ」も、いろんな料理に使われますが、レストランでピザを注文するときに「きのこピザ」を食べたがる子どもたちになってくれるといいかも!ですね。

 

「あきばえ」は、焼きリンゴを「おやつ」にお試しあれ

2024/10/11

9日に提供した果物はいかがでしたか?

この「秋映」(あきばえ)というりんごは、長野市の「赤沼」で徳永さんが栽培しているもの。赤沼は100年続くりんごの名産地です。収穫まで葉を残すことによって、糖度が上がり、甘みが増すといわれる「葉とらずりんご」です。お迎えの時の試食では、この糖度の高い「あきばえ」を焼いて「焼きリンゴ」にして食べていただきましたが、甘さがが増して美味しかったですね。

保育園の食事では、食べ物を喉に詰まらせやすいものは避けています。こんにゃくとか、ミニトマトなども提供しにくくなりました。でも火を通して柔らかくしたりして、窒息や誤嚥をふせぐ工夫をしています。焼いて柔らかくすると、ジャムづぐりの一歩手前のようになって、そうしたリスクも避けることができますね。

おやつの代わりにためしてみてはいかがでしょうか。

ダンスの中に新しい刺激を求めて <コ 豊かな感性と表現>

2024/10/10

3歳の子どもたちは、面白い動きを見つけました。トンネル遊びがどんどん変形していくのですが、人が床に寝ていると、それがつながっていき、子どもがそこを跨いで歩き出します。それは前回までありました。今日はさらに自分も四つん這いになってトンネルをその上につくりだし、そのうちその四つん這いのトンネルが横移動を始めました。

4、5歳で列ができるほど人気になったのが、2段トンネルでした。足と手で2箇所に輪をつくると、頭から入って出たらもう一度続けて下の輪を通ろうとします。子どもは発明の名人であり、ちょっとでも変わったものや新しいもには目がないんですよね。

わらべうたダンス遊び「鬼さん何するの」は、青木さんの「これ何するの」をみて真似して遊びました。いろんな格好が即興で現れるのですが、それぞれを真剣に真似していました。ときどき、可笑しみを誘う格好もあって、おふさげっぽくて楽しそうでした。

午後からはおやつの後に、ダンスの撮影をしてみました。暗い空間をつくってスポットライト(LEDライト)の色をかえてみます。撮影した動画を子どもたちが見返してみて、何をどう思うのかを試してみました。赤がいい、青がいい、こうやって(2回重ねて)紫にしよう、でも暗いから、やっぱりこっちがいい、と証明係も楽しそう。ダンスの撮影会ごっこも今後の展開がちょっと楽しみです。

<コ 豊かな感性と表現>

心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する喜びを味わい、意欲をもつようになる。

赤ちゃんのからだで音や言葉が共鳴しあう

2024/10/10

ダンス遊びも回を重ねるごとに、その場にいる子どもも大人も「音とからだ」で「コミュニケーション・ダンス」を楽しむ感じになってきました。まだ話せない赤ちゃんたちが、わらべうたや手遊び歌を楽しむ姿をみていると「歌い、共鳴することば」が空間を満たしていると実感できます。

大人は子どもから発された言葉だけが「ことば」だと思いがちですが、子どもにとどている大人の言葉はたくさんあって、さらに歌やリズムや旋律にのった心地よい「声」が、こどもたちの体に染み入っていきながら、自然と揺れたり、手を振ったり、立ったり、歩き出したりとまるで「からだ」で歌っているかのようでした。

話せる子どもたちからは、「ひげじいさん」とか「かもつれっしゃ」とか次々と好きなこと、やりたいことを思いつくようで、ほかの子どもたちも「次はなんだろう」と待ち構えているかのようでした。すでに体も視線もそんな様子なのです。

 

ライブクッキングで3キロの椎茸のをペロリ!

2024/10/09

本当にびっくりしました。今日のお昼ご飯のときのことです。幼児組の子どもたち20人が3キロの「しいたけ」をペロリと平らげてしまったのです。一人当たり平均150グラムも食べた計算になります。個人差があるので、もっと食べた子もいます。しかも主食の「カレーうどん」と副菜の「つくねハンバーグ」に加えて、です。

子どもたちの目の前で椎茸のソテーが始まると、キッチンカウンターから匂いがダイニング中に漂います。ふつうは厨房でできた献立は、食べるエリアにある配膳台にもってきて並べるのですが、今日はカレーうどんなどが並ぶお鍋のとなりで、生の椎茸が焼かれていくのを見ながら、出来立ての椎茸を皿に盛ってもらったのです。そのライブ感がさらに食欲をそそります。名付けて「野菜のライブ・クッキング」です。

子どもたちが喜んで食べたもう一つの理由は、先月9月11日に行った「味覚の探究」で、いろんな「きのこ」を食べ比べて、その美味しさを知ったから、ということもあります。満足そうな子どもたちのたべっぷりをみながら、こんな調子で野菜好きの子どもたちになってくれたらいいな、と思いました。

子どもの「その先」を一緒にみつけていく楽しさ

2024/10/08

たくさんある「どんぐり」が、今日は2歳児クラスで活躍していました。

日誌より「今日は、お部屋でドングリコース作りや自由遊びをしました。 どんぐりころころ♪♪♪ ころころ転がすことを繰り返したり、テープをつけて転がしてみたり、斜めにしてみたり色々と生まれてきていた子どもたちの思いつき。」

牛乳パックや、空き箱をつないで、おろがっていくどんぐり。あるいは、大きめの丸い筒を半分に切ったコースを、ころがしてみます。だんだん長くなって、傾斜があるので繋がると一方が高くなっていくのですが、どうやったら高くできるかの工夫が面白いです。そばにあった絵本を積み上げていくことに気づいたり。

先生の配慮はこんな風です。「今日は、廃材を使って大きなコース作りを楽しみました。テープのペタペタ。長く切ったり、貼ったり、並べたり、坂を作ったり」・・・

こんなとき、大人はつい「上手く転がるように、大人が必死になってしまうのですが、上手くいくようにするのではなくて、感じ取ったこと、気付いたことからやってみる声を大事にしていきました。」とあります。

先生が配慮しているのは「支え」や「提案」も、その子の見えている、あるいはみたいと思っている先を一緒に見つけていく感じでしょうか。「・・気づきや遊ぶ姿の中で、どこまで教えるのか、伝えるのか、子どもの見ている世界について見え方が一人一人違う事に面白さが沢山ありました。」先生もそれをみつけていく楽しさを感じている様です。

 

主任が2歳児クラスで「手洗い指導」

2024/10/08

2歳児クラスで主任による「手洗い指導」をしました。10月4日の「保健情報」でもお伝えしましたが、東京都は「マイコプラズマ感染症」が過去最高記録を更新しています。これに限らず、今いろんな感染症があります。咳が続いたり熱が出て受診すると「新型コロナ、アデノ、インフルどれも陰性でした」といった報告を受ける様になりました。保育園は感染症の流行に警戒します。環境を衛生にたもつだけではなく職員も手洗いやうがいなどを励行していますが、子どもたちにも「バイキンをやっつけよう」と、手洗いの大切さを教えます。

🎵しあわせは あるいてこない だからあるいていくんだね〜

2024/10/07

外遊びが気持ちいい季節です。散歩の途中で、満2歳の子が「そのうたすき」と言ったそうだ。そんことぐらいよくあることで、1歳児クラスの今日の日誌に書いてある。好きな歌は、いろいろあっていい。歌を聞くのも歌うのも好きな子が多い。ん?でも、この歌は・・・

<・・・行き帰りの道中も手をつないで歩いていましたが、にこにこさん(2歳児クラス)が道端でかくれんぼすると、同じ場所に行ってみるなど、色んなことに興味を向けています。

「しあわせは~あるいてこない♪だからあるいてゆくんだね~♪」

と大人が歌いながら元気よく歩いていたら、ケラケラ笑いながら一緒にまねっこして行進!Wちゃんは「このうたすき」と教えてくれました^^ 体力もついてきて、歩く距離もどんどんのびていますね。・・・>

ちょっとまってね。先生たちは、まだ・・・代でしょ。この歌は水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」。私が小学生の頃に歌っていた記憶があるので、いま調べたら1968年の曲です。先生たち、よく知っているなあ、と変なところに感心しつつ、でも確かにこの曲は散歩にもってこいかもしれない。ジブリもいいけど、これも元気、出そう。

「人生はワン・ツー・パンチ、汗かき べそかき 歩こうよ あなたのつけた 足あとにゃ きれいな花がさくでしょう」

日誌の写真には載ってないけど「・・・と大人が歌いながら元気よく歩いていた」とある。きっとその姿が面白かったんだろうなあ。みてみたかった。先生が元気ハツラツ、じゃなくっちゃね。こんど、親御さんも一緒にみんなで運動会で一緒に歩いてみたくなった。

 

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