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園長の日記

保育界の動向を確認~GTサミットで

2024/08/26

今日8月26日(月)から明日まで、保育環境研究所ギビングツリー(略称GT・藤森平司代表)が主催するGTサミットが始まりました。今日は藤森代表の基調講演に続き、対面とオンラインで参加されている全国各地の活動報告がなされました。

基調講演は、GTが提案してきた保育の本来の趣旨やねらいを改めて確認しました。一般に言われている「見守る保育」が「環境構成」や「子ども同士の関係」「異年齢保育」など総合的な視点が希薄であることや、大人が子どもにさせる保育、あるいはやってあげる保育からの転換として、本来の「環境を通した保育」をめざしてきたことを説明しました。

そして講演はOECDが提示した5カリキュラムにアジアが入っていないことや、子ども基本法ができて移行の主な動き、これから進もうとしている幼児教育の改革、大学入試がどう変わろうとしているのか、そういう変化の大局を押さえたときに、新しい保育の在り方はどうなっていくべきなのか、などその具体的な実践を創り出していこうという提案がなされました。

参加された方々からは、埼玉、長崎、仙台、熊本、香川、高知、宮崎から、活動報告がなされました。

台風10号の進路

2024/08/26

8月26日(月)午前6時現在の台風の進路予想。かなり西にぶれて、予報円の中央は木曜日に九州に上陸して、北陸へ抜けるもよう。予報円は大きく、進路はまた変わるので注意しましょう。

台風10号に備えましょう

2024/08/25

8月25日(日)午後8時現在の台風の進路予想は次のようになっています。28日(水曜日)以降に関東へも接近する見込みです。台風情報に注意してください。

8月30日野菜販売「なす&とうもろし」

2024/08/24

低農薬あるいは自然栽培の安心・安全な野菜の販売を始めます。

初回は「なす」と「とうもろこし」です。

農家からの直接お取り寄せなので、おいしくて安いです。

販売の日には、昼間に同じ食材をもちいた食育活動をします。

子どもたちが「野菜大好き」になってほしくて、食育活動と野菜販売を一体的に始めます。

保育ボランティアが好きな小学校3年生

2024/08/24

夏休みの間、たくさんの小学生が保育ボランティアにやってきました。その活動も来週でおしまいです。桃園の場合には、そのボランティアスタッフの名前がついていて、千代せいがサポートスタッフといいます。頭文字をとってスリーエス(SSS)と略しています。

卒園児がほとんどですが、そうでない子もいます。卒園児の友だちです。子どもが好きで、遊んであげたり、保育者と一緒に何かを手伝ったりしているのが大好きな様子。生き生きとしています。そのMKさんが今日で最後だからと、大事に一日を過ごしたそうで、午後5時の終わる時間になると「次は冬休みに来ます!」と言って帰りました。

大きくなったら、保育士さんになりたいと言うよくいるのですが、彼女のように、小学校3年生の時から、保育の世界に馴染んでいくとどんなふうになっていくのか、将来がとても楽しみです。

子どもと一緒にどうやったらできるかを考える

2024/08/23

左側が子どもたちの野球チーム「ちよだせいがDODGERS」、右側がT先生とY先生の先生チーム。黄色と赤の画用紙のところに、得点が記入されていきます。

3階の運動ゾーンで定期的に開かれている野球の試合。野球好きの男の子たちが中心になって、春先からずっと展開されている野球ごっこです。今日の試合会場は、オリックスバファローズのホームグラウンド「京セラドーム大阪」だそうです。全国の球場の写真が張り出されています。

自前のバットを作っていた5月ごろから、自分の背番号を決めたり、野球ごっこが盛んに始まりました。子どもはボールを上手くストライクゾーンに投げれないので、ピッチャー役は先生です。1塁2塁3塁とベースを決めて、白いテープを四角く貼り付けたり、ベースに滑り込んだり、どこまで飛んだらホームランとか、遊びながらいろんなものやルールが作り込まれてきました。

6月ごろには応援団ができて、応援席からがんばれーと言う声や歌、曲が聞こえてくるようになったり、チームのトーナメント表が作られたりしてきました。

今週は、制作ゾーンでドリンクとポップコーンを作っていたのですが、試合会場に受付カウンターができていました。レジとお金も置いてあって、子ども3人が座ってドリンクとポップコーンを販売しています。

応援団はチアガールも登場し、踊るときに使うボンボンも作られていました。

後楽園球場や神宮球場など、実際に野球を見に行ったことのある子どもたちが知識を広めていて、先生たちと一緒に「どうやったらそれができるかなぁ」と考えながらやっています。

子どもたちが「こんなことやりたい!」と出てくる発想や、アイディアを楽しそうに受け止めながら、一緒に作り上げていく遊びの数々。何かを作り上げていく中に、いろんな要素が入り込んでいます。運動のほかに、得点を競うなかに数や文字をかいたり、数の操作や表示など、そういうことへの感覚や関心も育っていくのですね。

 

ダンサーとの話し合いから〜とうきょうすくわく〜

2024/08/22

昨日21日(水)はコンテンポラリーダンサーの芝田いづみさんと宮崎知佳さんにきていただき、子どもたちと運動を楽しみました。数あるダンスの種類の中で、なぜコンテンポラリーダンスなのかという話は長くなるのでまた別の機会にしますが、簡単にいうと「環境を通した保育」に適しているからです。子どもが楽しくなる、思わずやりたくなる身体的、音楽的、空間的な環境を作りだすことで、普段あまりない世界を子どもが体験できます。思わずやりたくなる、というのは子どもの方がやるかやらないか、それをその都度思いつきでやる主導権があるということを大事にできからです。(そういうのであれば、ダンスは何でもいいんですけれど)

この辺りは「振り付けのないダンス」という説明をしていたことに通じます。言ってみれば体遊びなのですが、戯れ遊びや鬼ごっこやわらべうたや体操やスポーツとも違う、新しい体の動きを発見していくような、身体の探究になっているような身体的な遊び、というといいでしょうか。ダンスの方からの言葉で言うとインプロビゼーション、即興的ということなのですが、子どもたちはそこに面白さを感じてノリノリになっていくのです。

子どもたちとのコミュニケーションのために、いろんな動きにわかりやすく名前がついているのですが、それぞれにやる目的というか意味があって、それはやるたびに発見されて、エクセルの表にまとめているものに、どんどん発見された子どもの姿が書き込まれていっているのですが、やるたびに子どもの経験が積み重なり身についていくので、それがまた新しい動きや思いつきを誘発させていて、午後はダンサーの芝田さんと振り返りながら長い間話し合いました。

たくさん話したのですが、その中の一つに、わいわ組(3歳児クラス)のISさんが「トンネル」を潜り出した時に、そばにあった椅子の下もどうなるか潜ってみたいと言い出し、その気づきが面白いね!いいね!と、それを試してみたのですが、ともて自分の体が通らないことがわかって、そのあと反対に椅子をトンネルのように覆う仕草をしていたのです。物との関わり方を試すということなのですが、そういう試行錯誤的な思いつきの体の使い方や世界の取り込み方が、即興的にどんどん生まれていく面白さが、この活動にはあるよね、という話になったのです。

0歳から3歳児以上の幼児クラスまで、全て動画を撮ってその分析をしながら、何が子どもたちに「起きているのか」を振り返ってみると面白いだろうと思っています。この日、午後の振り返りの中で、都内の中学校の保健体育でダンスを指導しているいづみさんと、幼児の時期にこのようなことを体験しているのとしていないのでは、何が変わると思うか?という話になったのですが、自分からこんなに表現していいんだという、自由に自分を出す体験の積み重ねは、そういう感覚を体験しているかどうかだから、かなり変わっていくと思いますよ、という話で同感したのでした。

ずっと一緒に見てきた担任も次のような感想を書いています。「毎年やっているので、年々、表現のバリエーションも増え、その時々の感情やその子らしさが見えてくるような気がします。ダイナミックに表現する子もいれば、よく見ていると、手先が動いているような、そっと表現するような子もいたり、輪に入って参加している子もいれば、見ている子もいたり、それぞれの距離感で表現遊びを楽しんでいます。」

 

子どもと対話しながら世界に向かっていく

2024/08/21

保育園で子どもたちが様々な遊びを展開していることと、食事や睡眠などの生活面でのスキル向上などの両方をトータルに眺めてみると、そこには子ども同士や先生との関係などの人的ネットワークが紡がれており、それぞれが影響を与えながら、色々な方向性に向かって学びながら発展していっているように見えます。

その過程はそれぞれの人(子どもも大人も)にとって学びでもあり探究でもあるのですが、どこに向かっているのか?とあえていうと、それぞれの生きている「世界の向こうへ、さらに」としか言いようのない、開かれた世界の彼方へ向かっているとでも言っていいのでしょうか。私たちは生死を超えた宇宙の彼方から彼方へ旅をしているのだとしたら、そういうものという言い方ができる気がします。

どんなテーマであろうと、やっている仕事や活動が違っていようと、そういう意味では誰もがアクティブラーナーであり探究者なんだと思います。主体的で対話的で深い学びとは、本当によく言い当てているなあ、と思うことがあります。特に「対話的で」が入っていることが、自分一人では成し遂げならないことや、対話することで自分や世界が見えてきたりして、そもそもじっとしていられないものだからこそ、そのようになるんだろうと思えてくるのです。

子どもたちがそうあることから教えてもらうことがたくさんあります。そしてある人の訃報に接して、遊星的な回帰に思い至り、保育という仕事も、子どもを世界に適応させるのではなくて、共に世界を探究するもの同士の対話を繰り返して行きたいと思うのでした。

野菜販売始めます!8月30日スタート〜とうきょうすくわく〜

2024/08/20

Naoraviチラシ 千代田せいが保育園

保育園の食育の目的は、以下の5つがあるのですが(書類「保育園の食事2024年」をご覧ください)、その2つ目の「食べたいもの、好きなものが増える子ども」のために、今月から美味しい野菜の味を探究する活動を始めます。その一環として、野菜の試食と販売を8月30日から始めます。

安全安心な給食づくりは、開園1年目からのテーマだったのですが、この間、味噌や醤油などの調理料は天然栽培のものに切り替えたりしてきたのですが、今後、野菜も少しずつ変えていく予定です。そのために旬の野菜を選りすぐりの産地から手に入れます。

子どもたちや親御さんにも、その野菜のおいしさを体験してもらいたいので、フランス料理のシェフである江口そらさんが開発した食育体験プログラムを取り入れて、野菜のおいしさと簡単な調理法を体験しながら試食するという「味覚探究活動」を始めることにしました。

今年度は月1回、毎週第二水曜日に行います。そのプレ開催として8月30日(金)に、群馬産の「ナス」を使った食育活動と、夕方の試食&販売(長野県上伊那産のとうもろこしもセット)をしますので、ぜひ試食してよかったらご購入ください。どんな調理法がいいかもライブでお伝えします。購入はその場でPayPayで。(早めに使えるように準備をお願いします)

<味の探究の日>はこんな流れになります

毎月第二火曜日(場所は全て2Fのダイニングで)

10:00〜11:00  「にこにこ組」で味の探究活動*東京すくわくプログラム

11:45〜12:30 ライブクッキング(昼食として副菜を調理)

16:00〜17:00   「わらす組」で味の探究活動

17:00〜18:00 野菜の試食と販売

<食育の5つの目標>

(1)お腹のすくリズムのもてる子ども

(2)食べたいもの、好きなものが増える子ども

(3)一緒に食べたい人がいる子ども

(4)食事づくり、準備にかかわる子ども

(5)食べものを話題にする子ども

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