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園長の日記

しながわ水族館で生き物の迫力を楽しむ

2023/07/05

身近な場所に川や海がない都市型の保育園では、川や海で遊ぶことがないので、水族館で魚や亀やイルカを見にいきます。というのは嘘で、目の前には神田川が流れ、ちょっと行けば東京港があるのですが、川や海の生き物たちと接することがないという意味です。でも、そう考えると大抵の都市はそうなってしまうでしょう。水族館という場所が設けられているというのは、冷静に考えると素晴らしいことだと思います。

開園以来、毎年出かけているのは「しながわ水族館」です。年長さんは昨年に続き2回目。年中さんは初めてです。この水族館はイルカのショーが見られることで有名なのですが、川魚やクマノミ、熱帯魚など豊富な魚の他に、カモ、カメ、ペンギン、アザラシ、アシカ、サメなどもみることができて、何度行っても飽きない水族館です。特に水槽を地下からみることができるトンネル型の観覧ルートが設けてあり、迫力のある泳ぎを直近に楽しむことができます。

以下に、写真で見てきたところをご紹介します。

◆一方向へ回遊するイワシの群れ

◾️アカダイは、ゆうゆうと漂っていました

◾️トンネル水槽

◾️いろんなクラゲのかたち

◾️オコゼの一種

◾️熱帯魚

◾️珊瑚礁と熱帯魚

◾️アシカが目の前を伸び伸びと泳ぐ

◾️イルカの大きさに見入る子どもたち

◾️皇帝ペンギン

◾️アザラシのショー

◾️ジャンプしてボールをツン

 

 

ステム保育とマジックの不思議さとの混同は避けたい

2023/06/29

 

保育園の現場でマジックやトリックの面白さを、どう受け止めるといいのだろう? 今日は誕生会の出し物を見ていて考えました。私は子どもに自然が「呼びかけてくる」(無藤先生)ことへの応答力が「センス・オブ・ワンダー」として大事にしていくということでいいんじゃないかと思っています。そこには、いわゆる「マジック」の不思議さのようなものは持ち込みたくないと考えています。それはそれとして区別できれば良いのですが、子どもはそれを混乱してしまうからです。

親指を引っこ抜く格好をして引っ張って「あれ?ない!」ぐらいは、その場で種明かしができるからいいのですが、ただのスロトーと見せかけて、その中に試薬を混ぜてコカコーラを透明にしたりするのは、ちょっと違うと思います。それなら、紅茶にレモンを入れると色が変わる、とか、水栽培の紫陽花の花が、水に酢を加えて酸性にすると赤く変わるとか、自然界にある実際の化学変化を子どもにわかりやすく取り出してきてあげればいいんじゃないかと思っています。

例えば虫眼鏡で観察するかのように、人の五感を拡大するということ。小さいものは顕微鏡で見る、遠くのものは望遠鏡で見る、振動の伝わりは声なら糸電話で遊ぶ、といったようなものです。トリックは錯覚などの現象はいいと思います。斜めから見たら骸骨に見えるなんてのは、昔から有名な絵画にもあるし、野菜の「かご」かと思ったら逆さにすると人の顔に見えるとか、トリックアートという分野もあるくらい。

最も不思議なものは、私たち人間自身だと私は思うのですが、それは子どもにはもう少し先のお楽しみとして、自然とそうなっていくのを見守ってあげましょう、という言い方の変ですけど。でも自然の面白さ、不思議さを楽しむとか、もっと知りたいということが少ない気がします。なんだか科学技術立国ニッポンをどうする?みたいなこと(ちょっと古いか?)も大事なのですが、そのためにも、もう少し地に足のついた科学への興味関心をしっかりとさせたい。この分野の幼児期の「芽生え」をしっかり捉えたい。

梅ジュース作り

2023/06/27

保育園でよく行われるのが梅ジュース作り。梅のヘタを取り、氷砂糖と混ぜるだけで半月から1ヵ月位で、簡単にジュースができるので、季節感を感じることができる楽しみな活動です。

6月27日、年長が、栄養士と行いました。梅を触り、匂いをかぎ、氷砂糖が手で割れるかどうか、その硬さを確かめたりしながら、2つを瓶に入れて行きます。お泊まり会の頃に飲むことができると思います。それまで何回も瓶を揺らして混ぜたりしながらその変化を楽しむつもりです。

メダカの赤ちゃん誕生

2023/06/26

「メダカの赤ちゃんが産まれたよ」。

こういう情報は子どもが早い。けさ子どもと一緒に観察しました。いただいたメダカの卵が土日の間に孵化していたようです。

元々飼っているメダカの水槽に、土曜日に主任が目の細かなネットで仕切りを作り、食べられないようにしてくれました。

水面を泳ぐ姿、すばしっこい動きは同じですね。

 

 

野菜の栽培と収穫

2023/06/19

食べ物を手に入れて食べる、ことは人間のもっとも基本となる営みだろう。園生活で簡単にできるのは野菜。自分たちが食べているも野菜は、こんなふうに育てて食べられるようになるんだろいう当たり前の事実を体験することから。穀物は稲をバケツに田植えして育てています。その収穫は秋。でもタンパク質は簡単ではない。屋上で鶏でも飼えたらいいが、なかなかそうもいかない。潮干狩りや魚釣りもやってみたい。というわけで、今日も野菜の収穫に歓声があがっていました。いかは幼児の今日のブロブから。

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屋上の扉をあけると、一目散に野菜の元へ走っていく子どもたち。今日はどんな野菜ができているのかな〜

「あった〜!!」と今日も嬉しそうな声が!

今日は初のナスが出来ていました〜🍆 おおきいっ!

きゅうりや大葉もたくさ〜ん収穫!

 

大葉は毎度、1階や2階、事務所の職員へお裾分けに〜!

みんなが毎日欠かさず水やりをしてくれるおかげで、すくすく育ち 毎日のように野菜が収穫されています!

今日は調理さんがきゅうりの塩漬けにしてくれました🥒

自分たちでつくったきゅうりは何倍も美味しい🎶

みんなたくさんおかわりをしていました〜!

 

明日も楽しみです🎶

この写真に尺取虫がいます。どこでしょう?

2023/06/13

昆虫図鑑によると、いわゆる尺取虫は、蛾の幼虫です。生息する木の枝や葉に擬態するので、どこにいるのか見つけるのが難しいのが、シャクガ科エダシャク亜科の幼虫のようです。

この写真のなかにも、その尺取虫がいるのですが、わかりますか? お花屋さんをやっている保護者の方が夕方もってきてくださいました。お迎えの保護者の方や先生にみてもらいましたが、だれもわかりませんでした。

都会と田舎とどっちが自然に近いのか?

2023/06/12

蛹から蝶になる姿を捉えたくて、いろいろ準備していたら失敗してしまいました。さなぎが折れてしまったのです。これを準備してくれていた先生に申し訳なくて、そのことを報告したら「都会だと敏感になりますよね。。。保育園は子どもの世界でもありますので、それよりもこの活動をきっかけに、青虫の駆除に困っているという先輩と知り合いになり、駆除しないでとっておいてほしいとお願いしました」というのでほっとしました。

そこで思うのですが、たしかに、たかがアゲハの幼虫で、こんなにショックをうけるというのも、滑稽な話なのかもしれません。「田舎に行けば、いっぱいいますから、逆に駆除の対象です。都会の子どもたちは、そういう意味では可哀想ですね」という話を聞くと、なおさらです。

でも、一方で、はらぺこあおむしが害虫になる程たくさんいる環境は、作物にとっては害虫になります。すると、それほど珍しくもない、どこにでもいるような場所では、アゲハになっていく過程の面白さをどのように体験しているのでしょうか? もしあまり見向きもされないとしたら、「自然との関わり・生命尊重」のねらいにあるような「生命の不思議さや尊さに気づき、身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり、大切にする気持ちをもってかかわるようになる」などの姿が育つのでしょうか?

要するに幼児教育にふさわしい環境として、子どもが関われるようになっているかどうか、ですから、ふんだんにあればそうしやすいということです。子どもが見てさわり、心動かされたり感動する体験があるかどうか、それがなければ身近な自然があっても、子どもにはないに等しいということでしょう。

さなぎの変化

2023/06/09

子どもの「知ってる〜!」の意味について、担任がブログで説明しています。子どもは、あおむしがさなぎになることは「知って」いても、実際に観察をすると、新しい気づきがたくさんあって、知らなかったことだらけであることを体験していきます。その違いを大事にしたいという趣旨の説明です。

これを読んでいて、何かを知ることは、たぶん常に世界の一端を知ることであり、そこから場合によっては「未知」に気づくことになるのでしょう。常に未知に気づくとは限らないでしょう。知ったことから、さらに知らないことを知ろうとすることにつながっていくものは何でしょう?

さなぎの例では、真っ青な緑だった色が、日に日にくすんだ色に「変わった」と気づく子がいます。枝に2本の糸で「くっついている」という子もいます。「糸は口?(から出したのか?)」と聞かれて、私も知らないので、さぁどこから出たんだろうね?と本当に私も不思議だと思います。

また、その子たちが「揺らしたらダメだよ」とか「そっとしとかないと」(年長)などの言葉になっています。大事にしようという気持ちが芽生えているのでしょうか。形も変化しているのですが、それは気づきにくそうなので、写真に撮って日付をつけて掲示するといいかもしれません。

そういう仕掛け、援助があったら子どもが新しいことに「気づくだろうなぁ」という大人の予想が環境を変化させます。そういうつながりを作っていこことが保育の面白いところです。

あおむしがさなぎに

2023/06/07

ついにあおむしがサナギに。その変化は絵本と紙芝居と歌で知っているけど、やっぱり本物にはかなわない。

この真剣なまなざしたち。うん、こういうのがやっぱりいいな、こんな体験がいいな。

すずむしの「お すそ分け」

2023/06/05

たくさん生まれた「すずむし」のおすすわけ。保護者の皆さんもいかがですか。まだ小さいのですが、時期に大人になって鳴き出すでしょう。カゴをお持ちください、昨年に引き続きお分けします。5月25日には姉妹園の「新宿せいが子ども園」へ持っていきました。先週2日には、近所の保育園に声を掛けたら「ぜひ」というのでお持ちいただき、今日5日は飯田橋にあるこども園へプレゼントしました。

だんだん大きくなっていく虫の成長を子どもはよく観察しています。どこにいるのか、どんな風に動くのか、触覚だけが白くて目立つことや、ときどき噴霧器で湿気をあげないといけないことなどを知っています。この園で産んだ卵が孵った3代目のすずむし。鈴虫が何はじめるのを「待ち遠しく待つ」という子どもたち。こういうのを気長に待つというのは、なかなかない。この園の特徴になるかもしれませんね。

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